8月13日放送の「ザ・ベストハウス123」を何となく見ていたら、ものスゴいプラネタリウムのプレゼンをやっていました。
櫻井、これでもかつては天文少女でした。小さいころから「こどもカラー図鑑」の『うちゅう・きしょう・ちきゅう』の巻が一番好きでした。高校では天文同好会、大学では星を見る会に所属していました。あれからすっかり遠ざかっちゃって、今となっちゃー、パッと指差せるのはオリオン座と北斗七星とカシオペア座と冬の大三角と天の川と織姫、彦星ぐらいですが!(笑)
しかし落ちぶれても未だに天文少女の血は騒ぐのでして、年甲斐もなく屋根裏部屋に天体望遠鏡持ち込んで星空眺めたりするのが夢です。当分叶いそうにないので、せめてHOMESTARが欲しいです。最近は国内のプラネタリウム施設も軒並み閉鎖方向ですってね。寂しい限りです(T_T)
そんな中、プレゼンで紹介されていたSUPER MEGASTAR?には心踊りました。なんと2,200万個の星空ですってよ∑(゜_゜;)
ふつう人間の目で捉えることができるのはせいぜい1,000個程度…でしたっけ? それが街明かりや大気汚染のせいなのか、そもそも空気があるから遮断されて見えないのかはわかりませんが。とにかく誰も肉眼で見たことない地上最高の星空です。ギネスにも載っちゃってます。
そんなものスゴいプラネタリウムが、今月17日まで千葉県市川市の現代産業科学館で上映されているというじゃありませんかっ! これは行くしかない。千葉県に住んでて良かったと初めて明確に思いました(笑)
そんなこんなで、行き当たりばったり的に我が家の週末の予定が決まりまして、男爵はカーナビでルート検索、私はネットで情報収集。
…………15日の上映は、5回分とも朝9時半には整理券が完売したんですってよΣ(・∀・;)
ちょっと待って、15日は金曜日。でも私たちが行くのは16日、つまり土曜日。しかも会期が押し迫っている。9時ぐらいに到着してもかなり怪しいかもなあ、というので、8時に到着するべく計画を練り練り。朝も早よから7時に出発、高速でいざ市川へ。
会場である現代産業科学館の駐車場前はこんな感じ↓
これは駐車スペースが確保できるのを待ってたら整理券全部出払っちゃうだろう、というわけで、私が先発隊として列に並び、少しでも早い整理番号をゲットしようという作戦に。
入り口前ではもう既に長蛇の列でしたよ(;^_^A でもまだ最後尾の案内をしている館員さんがいたので、ホッとしつつ列に並びます。
こんな様子です↓
ひとまず任務は果たせたぜ!
しかしこれはあくまで「整理券」。入場券ではありません。ここから開館までの間、ひたすらいい子で並び続けるわけです。朝8時にして既に日光直火焼き状態、私たちよりほんの少し後に来た人たちは、「申し訳ありませんが…」と館員さんに言われてました。うわあああ、危なかったああ。テレビの威力ってすごいんだなあ。
「整理券何枚かって訊かれた時に、しれっと『4枚です〜』とか答えといたらよかったかなぁ」
「お前それダフ屋行為って言うんだぞ」
などという不謹慎きわまりない会話を交わしてたのは私たちです。どうもすいません(;^_^A
1,400人もの人間が待つには狭いエントランスですが、スタッフの皆さんわりと上手く捌いてまして、しばらくすると私たちも涼しい館内に入ることができました。このあたりの運営ノウハウ、未来の学芸員的には心にメモメモ。
結局、2時15分からの上映分のチケットをゲットできまして、一安心。常設展や企画展「宇宙への夢」をひととおり見学したあと、そのまま隣接する生涯学習センターまでついでに見学(笑)ここの図書館はバリアフリーへの取り組みがすばらしいということで、教育現場でも注目されている施設らしいです。これも心にメモメモ。
その後、近くにあるニッケコルトンプラザで昼食をとり、上映までの空き時間をウィンドウショッピングで費やし、いよいよ本日の本題です。
リクライニングシートと天井がドーム状になった会場で、ちょっと変わった映画館の気分です。そういえばプラネタリウムなんて何年ぶりだろう。10…ウン年前?
これがSUPER MEGASTAR?の心臓部です(おもに奥の黒っぽい球体の物体)↓
ものすごく精密な機器でできてはいるんでしょうが、基本的にはアナログ式、つまり球体に穴をあけてそれを中から照らして漏れる光を投影して星空を再現するわけです。それが2,200万個。しかもほとんど個人作業で作り上げたっていうんだからすごいです。人間、熱意があればここまでできちゃうもんなんですねえ∑(゜_゜;)
穏やかな音楽と、製作者である大平貴之氏の語りとともに映し出される満天の星々は、ちょっと筆舌に尽くしがたいものがありました。天の川はすべて構成する一つ一つの星の集まりとして再現されてるそうです。圧巻。2,200万個っていう星の数は、単なる数字じゃなくて、なんというかまさに宇宙です。
日本の千葉県付近の夏の空から始まり、季節が移り変わって冬の空へ。あまり天体の説明に時間を費やさず、思うように星空を眺めさせてくれたのも良かった。それから一気に南下して、南半球、アフリカのサバンナの星空を見、南十字星を発見してまたもや心が躍ります。さらに南下して、南の最果て・南極大陸の星空にたどり着いたら、星もさることながら閃くオーロラに圧倒されました。
なんだか感動してしまって、いつのまにか目から生温かい汁が(T_T) 思えば10年近く前に作った自作の歌詞に「深すぎる闇の色に 突然気が遠くなる」(From『満天』)とか書きましたが、恥ずかしながら今日初めてそれを実感しました(笑)
見えないぐらい暗い星がたくさんあるからこそ、明るい星が際立ち、作り物のはずの星空に奥行きが出る――という(感じの)大平氏のこだわり、がっちり受け止めた、つもり。
また星関係でなんか書きたくなってきたー。やっぱりいいアウトプットのためにはいいインプットが欠かせませんね。半径2キロ以内で世界が完結しちゃいがちな主婦生活、意識して視野を広げなきゃと思い直したのでした。マル。
後日談…
私が「屋根裏天体望遠鏡が叶わないならせめてこれだけは」と思っていたHOMESTAR、これもなんと開発は大平さんらしいですよ(笑)
詳しいこといろいろこちら【メガスターデイズ】で見られます。興味深いです。
コメント
ご無沙汰してます!お久しぶりです、柏秦です。
(同じ言葉二回ですね;)
星!天文!!うっわクリーンヒットデスヨォ!!
私もそういう図鑑のそういうページはもう手垢が付くほどみてました!
そしてそして小5の誕生日に頼んで頼んで拝み倒して、安めの天体望遠鏡を買ってもらって、今でも季節折々に一人天体観測会しております!!
いいなーメガ!いっっぺん見てみたいです(^x^)
こちらこそご無沙汰です><
いやもうホントに各方面に不義理の限りを尽くしておりまして…
いいですよね、星! 天文!!
私将来は絶対に天文学者になるんだと思ってましたよ。それが今じゃコレなんですけどw
メガスターはなんか、時々各地を回ってるような感じなので、お近くに回ってきたら万難を排してでも見に行くべきだと思います(笑)天文好きなら感動すること請け合いです。ぜひとも!