※この記事を最初に書いた時点から、数日の間で状況がだいぶ変わっております。それに伴い、私の見解にも若干の変化があります。途中までお読みになって気を悪くされた方も、出来ましたら一番下までお読みくだされば幸いです。
時には昔の話を、っていうタイトルにしようかと一瞬思ったけど、さすがに釣りになっちゃうだろうから止めときました(笑)
私が最近動画を上げたりして利用してる【ニコニコ動画】の仕様変更にまつわる個人的見解、です。
ものすごくざっくり言えば、「世界の新着動画」っていう新しいシステムが導入されて、完全にランダムにどんな動画にも日の目を見るチャンスが訪れたのはいいけれど悪質な中傷コメントに泣く人も激増し、それを事前に避ける手段がなにも用意されてない、っていう一件なんですが。
この一件によって巻き起こってる混乱と、いろんな方のいろんな意見をを眺めていて、ふと思い出したんですけど…
もうこれは3年半ぐらい前になるんでしょうかね、ネットで自分のサイトに作品公開してる人のうちの、一部(だろうと思いたい)に流れてた風潮だそうで。
「感想やレビューを書く時には、作者の同意を得て書くべきである」
「作者の意図しない読み取り方をした場合は、訂正もしくは削除するべきである」
……ねえ、どう思います? 私にとっては衝撃だったんですよ。ちょっとあまりにもあり得ない。
世界の新着動画関連の流れを見てると、どうも、この時の衝撃に似た感情を抱いてしまいます。私だけかしらん。
もちろん、世の中には人品を疑うようなコメントを平気で垂れ流す輩がいます。そういうお馬鹿さんを擁護するつもりは決してありません、ということをあらかじめ含んでいただいた上で、おばちゃんの思ったことを。
最近になってお付き合いさせていただいてる人の中には、もうご存じない人のほうが多いかもしれませんが、私は【AQUAPOLIS】っていうオリジナル小説サイトをかれこれ9年ばかり個人運営してます。
オリジナル小説界隈において、9年選手っていうのは決して最長老ではないけど、今となっては比較的古参の部類に入るのではないかという気がしてます。
9年前といえば、すべてのことが過渡期で、手探りでした。
今みたいに、手軽にレンタルできるブログなんてものはありませんでした。というか、そもそもブログというもの自体が私的にはついこないだ生まれたものだという認識だったりして(;^_^A
個人サイトの管理人は、基本、サイトという名の自分のステージを、html手書きして自分でこしらえなくちゃいけませんでした。
とはいえ私は、当時何も分からぬままとりあえず契約してたニフティサーブのメールサーバーが、確か1アカウントにつき5メガ程度提供してくれてたスペースに、FF7の二次創作をアップしたとこから始まってるんですけど(笑)…信じられないサーバ容量でしょ? これが普通だったんですよねー。デザインのカスタマイズも限界があるし、独自にCGI設置できないし。
その後、Geocitiesの無料アカウントに乗り替えてオリジナル小説を公開し始めたんですが、こちらもやっぱりあらかじめ用意されてるデザイン機能では限界がありました。っていうか、無料サービスっていうものは大抵そうなんですがね(;^_^A 今はどうなんでしょう。よく分からなくてすいません。
下手の横好き的にビジュアルにこだわる私としては、これはhtmlとcssを勉強することは避けて通れないらしいと腹を決め、タグ辞典とか買いましたよ。毎日がタグ書き実習みたいなもんでした。先輩サイトさんのソースをありがたく覗き見させていただいて(笑)そのテクニックを学んだりとか。
いや最初のうちはですね、「DREAM WEAVER」っていうhtml入力&サイト構築支援ソフト奮発して買って、それ使ってたんですけど、バージョンが微妙に古かったようでcssについては入力支援機能ついてなかったので結局手書きしなきゃならず、そんならテキストエディタに直打ちでも同じだろと思って、PCの負荷のためにもアンインストールしました(;^_^A
そんなこんなで、テキストファイルに素人小説を書き付けて公開するってだけでも、ずいぶんな手続きが必要だったんですよ。
その時点できっと、熱意が淘汰されてったんだろうなーと思います。
そんなメンドクサイことをしてでも自分の理想通りに公開したい、あるいは、見た目や機能を大幅に妥協してでもとにかく人目に触れさせたい、そんな強烈な意思がなくちゃ、ネットでサイト運営して自作発表なんて叶わないことだったんです。
しかも、作品ってのは単に自分のサイトにちょろ~んと上げただけじゃ、誰も見に来ちゃくれないです。
これ、最近の人は分かってるのだろうかと時々疑わしくなるんですよね…。
冒頭に出たニコニコ動画なんかだと、いったん動画をアップすれば新着のうちはちゃんと上のほうに表示されるし、ちょっと勇気出して2ちゃんねるのしかるべき掲示板に宣伝書き込みすれば、それだけで1週間に100アクセスぐらいは堅いでしょうし。他のジャンルは知りませんが、VOCALOIDジャンルにおいては有志でランキング動画が公開されてて、大勢の人の目に触れるチャンスは広がります。ニコニコ動画の特徴として、動画見てるそばからその動画に直接コメント残せるっていう機能があるので、感想もらうのもホントに容易いです。
VOCALOIDジャンルについて言えば、だいたい2週間ぐらいでアクセス件数の伸びはひと段落します。その時点で1000件行ってない動画は俗に「埋もれ動画」って言われるんですが、この感覚は私から見れば、インフレ起こしてるとしか思えないですよ(;^_^A
うちのサイトで、足掛け8年ぐらい連載してて(最近は止まってるけど)まだ完結してない、一応看板作品になるのだろう『虹待ちの空』っていうファンタジー小説があるんですが、あれの更新直後2週間のアクセス件数ってどれぐらいだったんだろう。数えたことないですが、100も行ってないことは確実だと思います。トップページのカウンタの回り具合からして。
もちろん、宣伝はして回ったうえで、です。
当時、それはそれはたくさんのオンライン小説検索エンジンがあったんですよ。そんな地味なものをどこかの企業が手がけてくれるわけはないので、みんな個人の方が仕事や学業の合間を縫って、手間をかけて時には身銭を切って提供してくれてたサービスでした。うーん、サービスって言っちゃうのはなんかお客さん面してるみたいでやだなあ。あれらの検索エンジンは、システムっていうよりはむしろ作品って呼ぶのが相応しかったんじゃないかしら。
かけられる手間にもサーバの容量にも限界があるから、必ずしも使いやすいばかりじゃなかったんですが、みんなそこら辺は了解してた気がするなあ。逆に、機能を特化することによって住み分けて、いくつもある検索エンジン同士がお互いを補い合ってたような。
で、私たちはそれらをありがたくフル活用させていただいてました。あっちにもこっちにも同じ更新情報を入力して、宣伝用に公開されてる掲示板には片っ端から宣伝文ポスティングして回ってました。それが終わらないと、更新完了した気がしなかったという(笑)
そのうち、宣伝用掲示板をどこにでも表示できるスクリプトを公開して、相互宣伝効果を狙ったりとか、Googleの検索機能を利用して小説サーチエンジンを作れないかみんなで知恵を出し合ったりとか、関わり方が能動的でしたよね。
感想欲しければ感想書け。これも鉄の掟でした。多少の下心も込みで他所様のサイトにお邪魔したはずが、ガチで続きが楽しみになっちゃったとかね、よくある話です(笑)
そこまでしても、たった一言の感想をいただくのがどんなに難しいことか。だからこそ、涙ちょちょ切れるほど嬉しくて、やめられなくなっちゃうんですよね。
荒らしに対する対処も、自力でするものでした。基本はスルー推奨。いちいち反応するのは野暮というものです。
もちろん、キツイ言葉だけどその実ためになる批評というものも存在するので、そういったものを見極める目も大事です。
どちらにしろ、打たれ強くない人は何かと生きにくい世界です、ワールドワイドウェブっていう世界は。ニコニコ動画だろうが2ちゃんねるだろうが、自分のブログだろうが同じ。ウェブに公開した時点で、ステージに立ってるんです。それも世界規模のステージ。
ニコニコ動画で傷ついたなら、試しに自分のサイトを立ち上げてそこにひっそりとアップしてみれば、きっと発見があると思います。レスポンスの異常な少なさ(もっとも、ニコ動のレスポンスの多さのほうががイレギュラーだと私は思いますけど)に愕然とするかもしれません。しかも、マナーの悪いオコチャマに遭遇する危険性は消えません。貴方のサイトは、ニコ動のアカウント持ってない人でも自由にアクセスできる、ウェブの荒海にさまようささやかな小舟です。
そもそも、表現するということは傷つくリスクと同時に傷つけるリスクも負うということです。
心無いコメントに傷つく恐れもあるけれど、同時に、意図しない伝わり方をしてどこかの誰かを傷つけてしまう恐れもある。もちろん傷つけるつもりで作った作品じゃない。受け取るほうも、悪意で受け取るわけじゃない。けれど、立場や状況が自分と違えば、ものの見方考え方も異なり、その結果、たまたま相手の心の柔らかい部分に触れてしまうかもしれない。
表現するって、そういうリスクを覚悟してあえて矢面に立つってことなんです、本来。
敷居が低くなって、誰でも手軽に表現できるようになった一方、それにまつわる責任の自覚も薄れてしまってるのかなーと思います。
ただ、ひとつ大事なのは、ニコニコ動画は【株式会社ニワンゴ】っていうれっきとした企業が有料会員から対価をとって提供してるサービスだっていう点でしょうか。
企業のサービスである以上、ニコニコ動画は大きくならなければなりません。“誰でも手軽に”動画を公開できる、ということを売りにして、表現することに対して自覚的なオールドタイプのユーザーだけでなく、「どれ、ちょっとアップしてみちゃおっかな」ぐらいの心積もりの人も取り込んで拡大しようとしています。
それならば、いち企業としてユーザーを守る責任というものも当然生まれてきます。自分の作品が広く晒されることを望まないユーザーに対しては、「新着動画」としてピックアップしないでほしいという意思が尊重されなければならない。
とあるSNSで知ってる方が使ってた喩えですが、「教室でエチュードをやってるレベル」と「関東大会レベルの演劇部」を一緒にするのは酷でしょうね。
ただね…仮にそうだとしても、個人的にはどうしても、そんならワールドワイドウェブでの活動全般向いてないよって言いたくなってしまうんですが…上にも既に書いたとおり、ウェブの海に垣根なんか無い。必ず入力しなければならない個人情報なんかと違って、別に動画ってウェブにアップしなくても誰も困らない。それをあえてアップする以上は、ね…
それもこれも、すべては始まったばかりのムーブメント。まだまだ過渡期です。この点においては、9年前のオンライン小説サーチエンジンと同じ。いろいろ意見出し合いつつ、自分たちで流れを作っていけばいいんじゃないかな、と思うのです。
このムーブメント、きっと、何年か後に語り草になりますよ。すばらしい才能を持った野生のプロが、ボーカロイドっていうツールを使って無償で公開した動画が、多いもので10万100万と閲覧されてて、今やインディーズシーンやiTunes Storeにまで進出してる。今までの音楽流通セオリーを覆して回ってます。ジュリアナも女子高生ブームも目の前を通過してしまったアラサー世代としては、こういうでっかいムーブメントの渦中にいることができるのは、わくわくします。
まあ、かく言う私だって、そんなご大層な覚悟があって小説や音楽や動画を発表してるのかと訊かれたら、ちゃんちゃらおかしいぐらい甘ちゃんだったりしますけども(;^_^A
この記事、森繁久彌さんのご逝去のニュースを見ながら書いてますけど、ああいう人を目の前にしてこの問いかけに頷ける気はしません。義務だった軍事教練を拒否して演劇の道に走ったんですってね、彼。そういう人から見て、今の表現者のあり方ってどう映るだろう。
淡谷のり子さんは敵国の歌を禁止されている中であくまでブルースにこだわって、兵士たちの心をいっとき慰めたっていう話ですけど、いや、すごい。キャリアとか技術とかじゃなくて(それももちろんだけど)、心意気で、叶う気がしません。
やっぱり、そういう心意気って、作品に反映されると思うんです。そういう作品が放つパワーは、計り知れない。
平和な時代に生まれ育って、自由に表現できる環境を与えられてるけれど、時折自分に問いかけていきたい問題です。
え、時折ですってば(;^_^A いつもはカンベンシテクダサイ…
コメント
[追記]
ああ、そっか。
「教室でエチュードをやってるレベル」の人たちだって、学芸会で自分たちの練習成果を披露したいだろうし、むしろ積極的にするべきですよね。
(私だってどっちかといえばエチュードレベルだろうし…w)
だから、“誰でも手軽に”動画を公開できるサイトとして、ニコニコ動画は学芸会レベルのステージを用意してあげれば裾野が広がるんじゃないだろうか。
うん、わかった。私の中ではそういう話です。
「世界の新着動画」っていうシステムが悪いんじゃない。それを望まない人に選択権を与えればいいだけの話ですね。
どーもです♪
まぁ、私の意見は全てこれで解決です。
>「世界の新着動画」っていうシステムが悪いんじゃない。それを望まない人に選択権を与えればいいだけの話ですね。
もしかしたら、伝わっていなかったかもしれませんが、私が一番問題に思っているのは、今まで運営していたサイトにおいて、新しいシステムを導入する際に説明及び選択権を与える配慮がなかったことです。
例えば、サッカー部員でない中高生が自由に使えるグラウンドでワイワイやっている途中に、何の前触れもなく名門私立のサッカー部員が割って入ってきて、これからはプロ志望者のみがここを使える。文句があるなら去れ!とか言ったら常識的におかしいですよね。
そうしたいのなら、来週からは名門校の練習用グランドになりますので、一般の方はご遠慮ください。とか、事前に通達すべきなんです。
私としては、昨今のWebにおいて、こういう常識もすっ飛ばされている現状が、どうにもおかしいと感じています。
赤字コンテンツをなんとか黒字にしたいという会社の苦悩は分かりますが、であるならば、余計にこういう常識を弁える必要があるのだと思います。
ねむさん、どもです~!
こんな長ったらしい文章ですいませんでした(;^_^A
あぁ…なんかそのレスでちょっと分かった気がする。
私、ニコニコ動画っていうサイトにそれほど多くのものを求めてないんだと思います。
「むちゃくちゃお客さんの入るハコ」、その一点を除いて、自分のサイトと同じだと思ってるのかもしれない。ワールドワイドウェブの一角であるって点ではどこも同じですからね。誰でも発信できる、誰でも閲覧できる、が大前提。
本来ウェブには、練習用グラウンドとかプロ用のスタジアムとかいう垣根も無く、ただ、「ウェブ」っていう巨大なステージが一個ドドーンとあるだけでしょ、っていう感覚、かな?
多くの人が問題にしてるのは多分、その「ハコ」の運営体制の話で、私がずっと考えてたのは発信者としてのあり方の話でした。だから温度が違うんだ。なるほどなるほど。
(運営体制の話をするならば、確かに、プレミアム会員でさえも世界の新着についての詳細を知らなかったらしいことにびっくりです。普通1ヵ月前ぐらいには知らされますよねえ?)
加えて、記事に書いたとおり、私はもともと決して至れり尽くせりとはいえなかった9年前のオンライン小説畑から始まってるから、すべては自分次第だと思ってるのかも。
今ある資源を有効に活用する。機能面は妥協するか、複数のものを工夫して使い分ける。どうしても痒いところに手が届かなければ、自前で何とかする。
…って、もしかしてこういうやつがニコ動にとっては一番冷たいユーザーなのかもしれないですけどねw 必要なくなれば離れますから。
きっと、ねむさんみたいな人のほうがあったかいユーザーなんだと思います。
機能ってすべてがだんだん当たり前になっていくから、今の人は恵まれてるわよね~、っていうオバチャンの繰言にどうしても落ち着いちゃうんですよね。いけないですね(;^_^A
さくらいみなとが同意したの?
レスどーもです。
今の時代、運営者もユーザ無視の仕様変更を当たり前のようにしてしまいます。でも、これはWebの中だけの話ですから、現代人がおかしくなったのではありません。
mixiなんかでも、ずっとログインしてなかった人が久しぶりに開いたら全然別のレイアウトになってた・・・なんて結構聞きます。
mixiは目立たなくても多少は意思表示してますからマシですけどね。
開いたら機能と違う!\(^o^)/
とか、こんなこと通常の店舗ではありませんよね。
ケンタッキーが突然予告無しにフライドチキンを辞めちゃったりとか・・・。
でも、なぜかWebではまかり通ってしまうんです。
新しい文化だからって、こういう基本的な部分は持っていなければ、人としておかしいなぁ~、と。
逆に考えてみましょう。
これをチャンスと思うためには、利用者側に、どのような発想の転換が必要なんでしょうか?
ええとですね、元はといえば、私がこの世界の新着にまつわる騒動を最初に見聞きした時に、こう思っちゃったんですよ。
「え、VOCALOIDそれほど好きじゃないって人に自分の動画見られるのが、みんなそんなに嫌なもんなの?」
って。
だってウェブである以上、世界の新着に載っても載らなくても常に不特定多数の人の前に晒されてるわけでしょう? その覚悟は無かったのかな…?と、一番最初に思ったんです。
(そこから、冒頭で書いた「作者の意図しない読み取り方をした場合は~」という一件を思い出しまして。以下、記事に書いた通りなんですが)
一昨日~今日と引き続きこの件に注目し続けて、どうやらそういう問題だけじゃないらしいということはよく分かりました。
私は幸い、荒らし耐性はあるほうだと思いますし、いつも「荒らせるもんなら荒らしてみやがれ」って胸張って言えるようなものを作ろうという意気込みだけはあるつもりです。(実力が伴ってるかどうかは置いておきます/苦笑)
だから、この一件に対しても、どうという事はない、と大きく構えようとしました。あんまり敏感になりすぎずに、冷静に眺めていなければならないと思っていたのでした。
でも、それがちょっと裏目に出ちゃいましたかね…。
上の記事で「このでっかいムーブメントの渦中にいることがわくわくする」とか言いながら、ちょっと引いた目線で見すぎていたかもしれない。この点ちょっと反省。
いろんな人がニワンゴに意見寄せられたようで、結果、ずいぶんいい方向に修正されていきそうな気配です。良かったと素直に思います。
(現在のところ、こういう状況になってますね→【ニコニコラム】)
企業が行うプロジェクトの進め方として今回の件を見れば、確かに、誰もこの「世界の新着」について事前に知らされてなかったらしいことに驚きです。
何せ私は、ニコニコラムも普段まったく見ないし、所属コミュニティからのメールすらもほとんど読まないやつなので、そんな私がこの件を知らなかったのは当然だと思ってました。こういうやつが運営体制を云々できる資格は無いな、と。
でも、他の皆さんも揃って知らないってのは、ちょっと、あんまり無いですよね。どうしてそれでいいと思ってしまったのか正直言って謎です(;^_^A
私が9年前から見聞きしてきたオンライン小説界隈と違って、ニコニコ動画(すなわちニワンゴ)は企業ですので、その運営にユーザーが直接関わるのは無理ですね。だから、対策を考えるというのはほとんど当たらない気がします。
自分たちで何でも解決策を考えながら、少しでも宣伝をして多くの人に見てもらって、時には中傷も自力解決して、ほんのたまに感想をいただけたらラッキー――というスタンスでやっていた経歴がある人間として、「こんなに簡単に、大勢に見てもらえるってこと自体が幸せじゃないかしら」と正直思いました。そして、「最近は自分の作品見てもらいたくない人が多いのかなぁ」と思ってこのような記事を書きました。
多少勘違いがあったようです。申し訳ありません。
ひとまず、私は今後、世界の新着は回避しない方向でいこうかな、と思います。
自分の作品が、アウェーでどんな風に評価されるのかが見たい。ボカロ界隈の皆さんは比較的コメントが優しいので、今のところそんなにキツイ批評がついたこと無いんですよ。純粋に埋もれてるからってのもありますけど(;^_^A
別にプロ目指してるとかではまったく無いですが、私にとって表現するっていうことはそれぐらいの野心を伴うことだったりしますので、私“個人として”は、回避しません。
(今回こんな発言をした手前、やっぱり一度は洗礼を浴びないと筋が違うだろうというのもありますしね。当事者にならないと分からない感覚というのもあると思います)
ホームだろうがアウェーだろうが、アマチュア志向だろうがプロ志向だろうが、やっつけで作ったものだろうがたっぷり1年かけて作ったものだろうが、すべての創作物は、“個人の思想の発露”として同じ土俵に上がるものであって、少なくとも私はそのつもりで作っている。この考え方に変わりはありません。
でも、別にわざわざアウェーに出てって勝負するつもりは無いよ、という考えでも、それはそれでひとつの立場です。そういう人に対する配慮も始まったようなので、これはコンテンツ産業を扱う企業のあり方としてとてもいいことだと思います。
今後、私ももう少しニコニコ関係のニュースに目を通してみたいと思います。一般会員とはいえ、利用者の端くれとして、ね…(;^_^A
>ねむさん
と、ひとまずこういう経緯だったんですよ。相変わらず長ったらしくてすいません(;^_^A
ニワンゴの不手際さ、というか見通しの甘さについてはまったくもって同意見です。
>匿名さん
初めまして。コメントありがとうございます。
私の記事に対して問題を指摘してくださっている、という解釈でよろしいでしょうか?
このレスがお返事になっていれば幸いです。
事の全貌が明らかになるまで、軽々しく発言するのは控えたほうがよかったような気がします。反省しております。
コメント遅れてごめんなさい
みなとさんには、小説家としての顔もあるのですよね。
Web上で発表されることが、生半可なものではないということが、分かりました。それでも、挑戦し続けるのは凄いことです。
きっと、表現者としての意識が高いんでしょうね。
僕なんて、ちょっと批判的なこと書かれただけで落ちそうです。
頑張ってください。
>はっしーさん
小説家…看板錆びつきまくりですがまだしぶとく下ろしてないですw
ホント、いつになったら連載再開するんでしょうね~。誰か書いてくれないかなwww
いや、勢い余って偉そうなこと書いちゃいましたけど、多分実際に「ズコー」とか「もう作るな」とかって荒らされたら普通に一週間ぐらいヘコむと思います(;^_^A
ただ、それと同じぐらい、やめることはないだろうなあというのも想像できるわけで、そこに真実があるのかな~と思ってます。
うるせーこちとら伊達に底辺やってねーよ、相手にされないのなんか慣れてんだよ、反応あるってだけであたしの思う壺なんだよバーカバーカ、てなもんです(笑)
マゾですか、マゾですね。
……あ。だんだん地が出てきました(;^_^A
こんなやつですみません。
お久しぶりですvv アッチから拝見に来て色々「おぉ~vv」と拝読&拝聴してました(笑)。
そしてこの記事をガン見、頷くところ多く、今さらながらコメント欄にお邪魔してみたり☆ 本当にねぇ……と、しみじみしました。
ニコニコ動画をあまり利用していないのでピンと来ませんでしたが、なんか、めっちゃ閲覧者が多いのですね。きっと気軽にUPしちゃった人は、「UPする」=「壇上に上がる」意識の少ない人もいるのでしょうなぁ。
しかも、その壇上は教室の教壇レベルかと思いきや、10万人がひしめく東京ドームのど真ん中! みたいな(笑)
まぁ一つの会社が運営している以上、ニコ動はそういうところですよというユーザーへの周知と対策が、今後の課題なのでしょうね。
それはそうと小説の続きは、しつこく待っている読者もおりますけん、下げてないうちは、そのうち上げて下さい♪ ……時々私も「プロットで続きを掲載しておいていいですか?」とかも考えますけど(笑)。
>鈴子さん
むっちゃお久しぶりです~!
ひょっとして、数年前の19時間耐久カラオケ以来でしょうか…(;^_^A
不義理かましまくりでどうもすいません><
ハイ、もう私最近すっかりニコ動の人になっちゃってます(;^_^A
テクノロジーの進歩により、なーんも楽器弾けない私でも編曲の真似事ができるようになって、なんちゃってミュージシャンライフをエンジョイしてます(笑)
でも、その中で、小説と歌の住み分けがようやく出来てきたかも知れません。
もともと、歌詞→曲、の順に作るんですよ、私。なので、歌詞でテーマや物語を構築して、曲でBGMを流し…っていうイイトコ取りができる旨味に酔いしれてたんですよね。
でも、歌詞って、個別具体的なシチュエーションを盛り込めない(;゚Д゚)←当たり前だ
曲とセットで、強烈なインパクトを与えられるのは強みです。でも、歌っていう形じゃ絶対に表現しきれないモヤモヤが、まだ私の中にあるみたいで。
だってリューズやアイルやリリアンの抱えるささやかで個人的な痛みなんか、歌詞で表現しようとすると、一般化した結果えらくチープな歌詞になっちゃいそうなんですもん(笑)
そんなわけで、いつか必ず続き書きます。
で、書いたとたんに最初のほうを推敲します(笑)
もうあのクドイ文章耐えらんない我ながら…
オオカミ少年になっちゃいそうだから、いつまで、とは言えませんが、そのうち必ず…!><