星降る夜に、月夜の歌を。【初音ミク・鏡音レン】 月の舟 【オリジナル】

 「眩しすぎる朝が怖くても、いつもきみの、味方だから――」
 月の夜の物思いを、ミクが情感たっぷりに歌い上げるテクノバラード(?)です。
 オリオン座方面に流星群がMAXな夜ですが、月の歌もオツなものです♪

 というわけで、ボカロ互助会のプロジェクト作品をリリースしました!
 私は作詞と動画担当です。ってこの関わり方最近多いね(笑) 
 いや~、面白いんですよ、これが。デモ曲聴いて歌詞つけて、その通りに初音ミクが歌ってくれるのを聴きながら手直しして、同時進行でアレンジも完成していくのをwktkしながら待ち、そのアレンジから喚起されるイメージを、歌詞の内容とすり合わせて動画に落とし込む。やりがいあります。
 


 このコラボ、作曲者のLo’licさんがコラボ掲示板に投下した直後に、あれよあれよと3つも詞がついたというカオスな様相を呈してましてw
 今回のはそのうちのひとつ(第3弾歌詞)、というわけなのです。
 その後、2つめの詞からスピンアウトしたものがもうひとつできたり、互助会謹製「歌ってみた」が2つ出来上がる予定だったり、とにかく広がってます。
 2つの「歌ってみた」の片割れは、言うまでもなくというかなんと言うか私ですので、その時はまたよろしくお願いしますwww

 このアレンジ、最初に投下されたデモとはかなり風合いが違ってますが、ファンタジックな雰囲気というのは共通してました。
 私はその音とメロを聴いて、瞬間的に「月の舟」っていう絵が浮かんだんですよ。夜空に浮かぶ三日月、窓辺に差し込む月明かり、眠れない夜。音もなく月がベランダまで寄せてきて、まるで船のようなその月に乗って夜を越えていけたら…
 とまあ、なんとも少女趣味な妄想がですねwww
 ひとまず、他の二人の詞とは、夜も月も何ひとつかすりもしてなくてw、かなり自分の感性に疑問を感じたのを覚えてます。いいのかこれで的な(;^_^A

 さて、眠れない夜にきみを思う歌として始まったこのコラボなんですが、登場人物としては、

 (甲)膝を抱えて眠れないでいる
 (乙)眠れないでいるのだろう甲を思って眠れない

の二人なわけですね。
 最初、甲の視点で書き始めたんですよ。そうするとちょっと重いというか辛いので、いかにファンタジーのオブラートに包み込むかを考えました。
 でも、そうすると何だか妙に言いたいことがぼやけてしまう。月の舟に乗って君に会いに行きたいな、という御伽噺で終わってしまうんですよ。
 いや、それでいい歌書く人もいるでしょうけど、私の腕じゃムリだったorz

 実は甲の視点で書いた、まったく別の歌詞が既にあるんですよね。
 知ってる人は既に知ってるコレなんですけど…
 うーん、そんなら、乙の視点からアンサーソング的なものを書くのもアリじゃないか? と思いつきまして、そこから大幅に路線変更しました。
 もう、ファンタジーじゃなくなってもいいから、力一杯思いの丈をぶつけてしまえー!!!とばかりに直接的な表現を増やしました。
 ちなみにその方針転換を決定したのは、ボカロ担当の春鳥さんからいろいろ歌詞の内容について質問されたり、「こうすればもっといいのではないか」的な意見を持ち込まれたからというのが大きいです。
 春鳥さんがただ淡々とボカロを調声するだけだったら、私ここまで推敲せずに、もっと手前で満足しちゃってたはずなんです。

 
 だから、私、「門外漢はすっこんでろ」っていう空気が嫌いなんですよ。
 歌詞書かない人が、歌詞の表現についてあれこれ言ったっていいじゃない。
 コードもわかんないし楽器も弾けない人が、アレンジについて何か言ったっていいじゃない。
 てか、そもそも、音楽は聴くけど自分じゃ作りませんって人に聴いてもらうために作ってるんだよね? だったら、門外漢の意見こそ重要なんじゃね?
 ……とかいう話を某所でし始めると、きな臭くなる危険性大だから、あんまり言わないけど(;^_^A

 別に、淡々と自分の担当分野だけこなすコラボにも、良さはあると思うんです。
 確実にそのほうが効率いいですし。お任せすることによってwktkも増しますしw
 ケツが決まってる作業だったら、むしろそうするのが望ましいと思います。
 ただ、自分の担当分野以外には口を出す「べきではない」って言い出して、それを他人にも要求する人がいるので、どうかなあ、と。
 まあ、実際のところ、すべてのことは言葉の選びようなんでしょうけど、ね。

 
 …と、最後はつまんねー話になっちゃいましたが、とにもかくにもリリースですヽ(・∀・ )ノ
 みなさんよろしくお願いします!

コメント

  1. きょうあくあは流星群みたいな登場♪