鋼の誓い (divergence)

生まれ落ちた意味なんて
いつも誰かに決められてしまうけれど
この肌に浮かび上がる陽炎
それは赤く灼けた鋼の記憶

時間は降り積もる
握りしめてくれた手の温もりと
血潮に流れる心の叫びを今もまだ
覚えています

あなたの掌が
ひそやかに呼びかけるその名前が
僕を僕にしてくれた

守りたいものが増えるほどに
世界は悲しみに満ちてゆくけれど
あなたの目が映していた未来を
もう一度だけ信じてみたい

降り注ぐ憎しみも
焼けついた後悔も
手放された淋しさも
渦を巻く運命も
刻まれたすべての足跡を月は照らす

頑なに織り上げた
絹の鳥籠はとうに開いていたんでしょう
あの日確かにくぐった扉の先に
今の僕があるのならば

何故ここにいるのだろう
何故あなたがここにいないのだろう
あなたを置いてここからまた、歩き出す
その行き着く先を見届ける日まで

僕は決して折れない

—–

今までにない感じの歌詞です。(たぶん)
詳しくはちょっと後日に別の記事でたんまりと!