ついに来てしまいました……

……という投稿のために長らく止まっていた更新を再開してしまうくらいには、動揺しております……
 

 宗三左文字(極)が…ついにこの時が……
 もはや見間違えるはずもないこのブワッとしたシルエット…
 圧倒的ひらみ…
 指先に留まっているのは……蝶、ですかね? もしや、胸の刺青の……?

 
 勢い余って、修行先から送られてくる手紙3通を捏造してしまいました!/(^o^)\

 宗三左文字の極を考えるにあたって、私的四大性癖というのがありまして、

  • 歴代主スタンプラリー
  • 本能寺では焼けていない自分を見届ける
  • 桶狭間の合戦後から修行が始まって最後に今川家に戻る
  • 手紙の文章はまるでレポートかのように冷静

 極の修行というものが、己をかたちづくる逸話の大元に向き合い、もう一度自分自身を捉え直してくるためのものであるとすれば、宗三が向き合わなければならないのは、誰か特定の一人の主というよりは、もう少し大きなもの――彼らの手から手へと渡る中で構築されてしまった「天下人の刀」というストーリー、そのものであるような気がするんですよね。
 なので、もしも時間に余裕があるなら、どうかゆっくり、その錚々たる歴代主たちのところを行脚してきて、いろいろなことを考えて、じっくり結論を出してほしいな、と思います。
 結論といえば、多分今でも出ているんでしょうけど…江雪兄さんとの間に発生する桶狭間の回想で、ひとりごとのように「いろんなことがありすぎて、もうわからないんだ……」と呟いた彼、きっとあれは、迷いであったのと同時に、「わからない」という結論でもあったのかな、と思ってます。答えの出にくいことに答えを出さない、という「答え」を選んだのだと。
 それならそれでいいから、わからないままで、もう一度義元公とかノッブとかヤスとかに会っておいで。きっとどの主のことも彼は決して恨めないから、結局また答えは「わからない」なのかもしれない。それならばそれが、今度こそ、現在の彼が自分で手にした答えだから、大きく掲げて戻ってきてほしいなと思うのです。

 刀ステでも花丸でも、一貫して、「歴史は守らなければならない。なぜならばその歴史こそが、自分たちの歴代主の物語が行き着く先だから」――というスタンスを掲げている宗三なので、あわよくば歴史を変えたいなどという誘惑と今更戦ったりはしないと思うんですよね。
 けれど、彼は、今の自分を、どこか「不本意なもの」として受け止めていると思う。
 焼けてしまう前か、もしくは金象嵌銘を入れられる前か、はたまたもっと前、打たれたばかりの頃まで遡るか、いずれにしろそのうちのどこかの時点までの自分こそが「本当の自分」で、そこからかけ離れてしまった今の自分を、本来の自分ではない、正しくない、美しくない、そういうふうに感じているのかもしれない。
 だとすれば、どうか、今現在の彼自身こそが「本当の自分」なのだと居直ってもらえないかな。ねえ、どうだろう? 分捕られて、磨り上げられて、刻印を入れられて、焼けて、再刃されて、天下人の象徴として扱われ続けた、今の自分こそが本当の僕だと、きっと刀としては不本意だったろうその来歴を手懐けて力にできたりしないかな?
 手懐けた証が、あのシルエットから窺える、蝶のような何かであったりするのかな。元は宗三の胸に刻みつけられていたもので、極まったことによってついにそこから飛び立ちつつも、ああやって宗三の指先に留まり、彼の制御のうちにあり続ける蝶だったりしないかな?
 すべては盛大なる妄想ですけどね!(笑)

 旅の締めくくりに今川館に行って、まだ名前のない左文字の太刀と向き合って、
「僕は僕になりに行きます。また、会いましょう。それまでどうか、幸多かれ」
 って告げて帰ってきてほしい……という、果てしないロマンを抱いています(笑)

 この妄想手紙と、果てしないロマンに基づいた、宗三左文字(極)妄想本というものを、極が実装される前に作りたくてたまらなかったんですけど、筆が遅すぎて間に合いませんでした…
 で、でも、作ります! 作っちゃいます!
 そんでもって、絶対に違うだろう本物の極で、もう一冊作りたい……!

 こんな好き勝手に願望を語りましたが、結局のところ、たとえどんな風になっても、それが宗三左文字が自分で選んだ道ならば、さにわは受け止めます。
 だって宗三ですもの!!!!!(惚れた弱み

 ところで、宗三左文字の極を妄想するというのは、実は結構前から試みていまして、


とか、


とか、


とかとか……

 一年弱くらい前には、宗三左文字からの手紙(妄想)という無料配布物も作りましたっけね。
 こういうやつなんですけど

 こんなに前からこれだけうねうねと考え続けていたのに、どうして本の一冊くらい出せなかったんだろうと、つくづく自分で自分を呪いたい気持ちです(笑)