嬉しい悔しさ

 日本v.s.パラグアイ戦、最後まで観てました。
 まずは、選手・スタッフの皆さん、お疲れさまでした。とてもいい試合でした。

 悔しい試合でしたね。
 何度となく攻め込まれたゴール際、川島選手のスーパーセーブを始め、全員で守りきりました。
 けれど、何度となく攻め込んだ相手のゴール際では、あと少しのところで得点に結びつかず。延長にもつれ込んでもまだ決着がつかず、勝負はPK戦へ。
 惜しくも外してしまった駒野選手、堪えられず涙を流しているのを、中澤選手が寄ってきてやさしく肩を叩いていたのがものすごくぐっと来ました。終わった瞬間の川島選手の呆然とした表情、くずおれた闘莉王選手、本田選手、Jリーグの試合にまで言及して選手たちへの応援をお願いしたキャプテン・長谷部選手の気丈さ。
 勝負だから、やっぱり負ければそこで終わってしまう。けれど、その悔しさは、真剣に勝とうとしたからこそです。勝ちたくない人なんていない。負けるために戦ってるチームなんかない。でも、優勝する1チームを除いて、すべてのチームは結局どこかで悔し涙を流すんですよね。
 努力って、なんて報われないものなんだろう。それでも頑張るから努力は尊いんだと思います。そして、報われなかった涙のほうがより美しいと感じてしまうあたり、私は貧乏性ですね(;^_^A

 サムライ・ジャパン、お疲れさまでした!
 ベスト16で終わって悔し涙を流せる、そんなチームになったんですね。
 世界の舞台で、全力で勝利を目指して敗れ去った、その姿こそが私たちにはトロフィーでした。