私たちはみんな、チルチルとミチル。
自分だけの“青い鳥”を探して、夢を旅する少年なんだ。
わが心の師・篠原美也子女史の影響受けまくりの、趣味全開王道青春ポップロックです(笑)
『青い鳥』
作詞・作曲・編曲・歌唱:櫻井水都
ギターソロ:Tor.H
今回動画も作ってます。これはボーカロイド用の動画を流用してますが、そのうち細部まで私仕様にして、歌も本番テイクを録って再アップします。それまでこちらをお楽しみください!
えー、ひとつだけ言い訳させてください(笑)
一週間前までタミフル飲んでたもので、ちょっと声がアレなんですよね(;^_^A
いえ、じゃあ他の歌は上手いのかって言われたらそんなことはなくて、やっぱり「音程が来い!」状態であることに変わりはないんですけど、なんというか、声伸びてないなーってMIXしながらつくづく思ってました。
声がかすれてると、周波数帯もちょっと違うんですかね…?
いつもよりかなり低域側に寄ってる印象があったので、極力いつもの声になるように、EQと一生懸命にらめっこしました(笑)
しかしそれにしても、私がMIXするとやっぱり金物がひしゃげてしまいますorz
MIXホントに課題だなあ。最大の問題は、私がMIXっていう作業を好きになれないってことですかね。好きこそものの上手なれ。逆も真なりだと思います。ごめん、Tor.Hさん。貴方の華麗なギターソロをうまく活かせなかったかもしれない…><
でも、ホント惚れ惚れするほどのギターだわ。インフルで寝込んでる最中にコレ聴いて、あまりのすごさに素で笑っちゃいましたw どうせなら左側で鳴ってるノイズみたいなバックギター(こっちは私)も全部お願いしちゃいたいなーとか危うく調子に乗りかけたりして…いえすいません、ちゃんと練習してもっと上手くなりますorz
Torさんに負けないように、私も歌がんばりますよー! 声が復活したら、必ずリテイクしますので、その時はまたよろしくお願いします。
この歌は、確か2年前に、詞も曲もほぼ同時にできました。
ちょうど、私が勤め先を辞める決意をした頃です。ちょっと嫌な感じに聞こえたら申し訳ありませんが、私なんというか、「何者でもなかった」ことってなかったんですよね。オギャアって生まれて普通に小中高校って進んで、スルッと近所の大学入って親元から通って、就職も大した夢を託さなかった(笑)ので何とか新卒で決まって、29で結婚するまで一人暮らしもせず。苦労知らずのとんでもない甘ちゃんなんですよ。
そんな私にとって、卒業以来10年勤めてきた仕事を辞めるっていうのは、それなりにデカイことでした。
制服も名札もつけない生活。ダンナ以外にほとんど名前を呼ばれることもない日々。
自分はどうなっちゃうんだろう、とかね、思ったんです。
30超えてから今まで持ってたものを捨てて新しい生活始めるとなると、考えなくてもいいこと考えちゃうんですよ。「私の人生あと残りどれぐらいだろう」とか(笑)
もう若くはない。勢いにまかせて自分のためだけの人生を歩むことはできない。また就職はしたい(別に全然ワーカホリックじゃないけど、お金は欲しいですしねw)けど、あたしに向いてるものなんてあるの? こんなふうな思いしてまた仕事辞めるのは嫌だから、今度こそちゃんと職種は選びたい。30超えてダンナもいるのに夢追い人ですか、マジですか?
そんな思いをうねうね抱えていたところへ、“青い鳥は自分で作るんだ”っていうフレーズが突然ポンっと浮かんできまして。
メーテルリンクの戯曲『青い鳥』は、探し探して結局青い鳥は自分の家にいた、っていう話ですよね。でもあれ、“いた”っていうより、チルチルとミチルが自分で“作った”んじゃないかしらと。いろんな形の幸せを見てきた。そして、自分の思う幸せが何なのかわかった。そうしたら、鳥かごの中にはいつの間にか青い鳥が。
青い鳥は散々目の前で色を変えたり、陽の光に当たって死んじゃったり、最後には遠い空へ飛んで行っちゃったりします。そんなら、何度でも作ればいいじゃない。誰も見たことのない青い鳥の色なんて、どんなものか教えてくれる人は誰もいない。そんなら、何度でも塗り直せばいいじゃない。
誰のためでもなく、正真正銘、自分のために書いた歌でした。
ちなみに、最初にこの歌の歌詞の原案を書いた時、恥ずかしながら私『青い鳥』をまともに読んだことがありませんでして(;^_^A
当時の歌い出しは「近頃じゃ空も色を無くしちまった」だったんです。くっさいでしょうwww
それはさすがにどうなのよと思い直して、落ち着いて眺めてみると歌詞全体を通してテーマがどうも一貫してないことにも気づきまして、どうせならちゃんと原典に当たってみようと『青い鳥』を文庫で買いました。
ちゃんと読み直してよかったと思ってます。青い子どもたちがそれぞれ“病気”や“罪”を抱えてこの世に生まれ落ちることが決まってる、それでも彼らは、生まれることを楽しみにしている、そのくだりが心にズシンときました。
無駄と最初から決まってるものなんて、何も無いんですよね。
アレンジや唄いまわしについて、今回は明確に、わが心の師であるところの篠原美也子さんを意識しました。
彼女の『ワザリング・ハイツ』とか『傷だらけの天使』とか、もしこれ読んでる方で知ってる方がいたら、「あーあーあー!!!」とヘドバンみたいに頷いてくださるだろうこと間違いないぐらいのパク…リスペクトっぷりです(笑)
思うんですけど、少なくとも、私みたいなアマチュアでやってる人間は、もっとみんな「◯◯っぽい」曲作っちゃっていいんじゃないかしら。何かに似てることって、そんなに恥ずべきことなんですかね?
ニコニコ動画とかでは、たまに民度の低いコメントがつくことがありまして、ちょっとリズムパターンが既存のアーティストに似てるってだけで「パクリ乙」とか言われるんですよ。そんなの、つまんないですよね。だいたいこの21世紀において、何にも似てないものなんてどのぐらいあるんでしょう。要するにそれって、有史以来誰にも求められてこなかったものってことじゃないですか(笑)
何にも似ていないようにしようと気をつけすぎて、かえって不自然になってしまってるな~と感じる曲も時々見かけます。残念だなぁと思います。影響し影響されて、それでどこかの誰かの心に届けば、もう何も言うことないじゃないですか。
ところで、VOCALOID「鏡音レン」に歌わせるとか言いましたが、ちゃんと歌わせはしたんですが、動画に音声を組み込むときに、何日も前の仮MIX音源を間違えて組み込んじゃったんですよ。で、それに気付かずニコニコ動画にアップしちゃって…(;^_^A
調声(歌わせ方)を今回かなり冒険してみたんですが、どうもそっちもあまり評判良くないようで。
個人的にはアリだと思ってるんですが、Torさんのすんばらしいギターをもっと大勢の人にちゃんと聴いてもらいたいので、もうちょっと万人受けする声を作って再アップします。
そちらもまたお知らせしますので、よろしくお願いします!
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[2010/6/4 追記]
公約どおり、歌をリミックスして、MIXもうまい人にやっていただきました!
低音ブリブリのガッツあるサウンドです。
詳しくはこちらのエントリをどうぞ。
動画も、間違い探しぐらいのレベルですが(笑)鏡音レン版とちょっと変えてます。
よろしくお願いします!
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