【振りサイト再録】第23話を熱く語る会(三橋偏重)

ううー、中途半端な完璧主義が頭をもたげて、語るなら全話語ろうぜなんて思わずにはいられないんですが、もう今さら無理なんで(間隔空きすぎだよ)第23話を思いつくままにいきます。
たぶんいつにも増してレンレン至上主義です(笑)

・栄口くんの凝視におびえる三橋

3打席連続安打はかなわず凡退した泉に替わって、2番打者・栄口がバッターボックスへ。
“ランナー3塁”想定で毎日瞑想を行ってきた成果を試す栄口くん。3塁上には三橋がいて、まさに想定どおりの状況。
じいいぃぃっ、と3塁を見つめる栄口。びくっと固まる三橋に、
(え、なに? あっ、まさか、オレがにらんだみたいな!?)
あわてて、にらんでないよーという意思表示のため、力いっぱい微笑む栄口くん(笑)それでもまだ分かってない三橋……あーもうアホだなぁホントに!! きみだってマウンドからさんざん桐青の3塁ランナー見つめて、「なんかキモチワルイ!」とまで思われてたじゃんかよ~。
「三橋が! サードランナー!」と西広先生。ナイスフォロー。
(つーかいまだにニラムとか思われてんのかなー、ちょっとヘコムよ)…心中お察しします栄口くん。
いやもう三橋に替わって私が謝るよごめんね(笑)でもねきっと三橋は、きみを信用してないとか、そういうんじゃないと思うんだ。ただ、どうしたって中学3年間かけて深々とついた傷だから…うん、同じぐらいの年月かけないと癒されないんだよ。むしろ半年弱でよくここまで回復したと思うよ。それは三橋自身の強さのおかげだったり、そしてもちろん、きみたちの優しさのおかげだったりするから。

てゆーか、西広先生も三橋のこと呼び捨てなのね。いやべつに全然悪くないんだけど、なんか私の中では勝手に、チームメイト全員“君”づけなのかなーとか想像してたものだから。(ところでマネジのことは何て呼んでるのかな。篠岡さん希望なんだけどなー)

あと、この打席、栄口君の述懐は胸キュン。「朝のグラウンド、モヤと緑のにおい、まだ低い気温、鳥の声、隣のヤツの手の温度──」……うわああ。ビバ青春! これねーあと何十年かあとになって、きっと思うんだよ、「あの時あの場所で、あの仲間と一緒にいれたことが奇跡みたいなもんだった」って、さ。(ちょっとおセンチ櫻井サン)

・三橋、ホームに生還! 2点目!

田島の遠隔操作で(だよね?)西広先生、三橋にエンドランの指示。とっさにストライクゾーン大きく外して投げる高瀬くん。栄口、身体をめいっぱい伸ばしてナイスバント!
つっこんでくる三橋のために、と必死で当てた打球。自分はアウト、しかし三橋はノースライで生還。この一連の流れ、燃える~!
そして、追加点が入ったことよりも、三橋にクロスプレーがなかったことにまずホッとする阿部。オイオイ、まったくあんたってヤツは(笑)

三橋、アクエリアスを一気に飲み干し、そのままベンチに座り込みます。
(アンダー替えようかな、もうチェンジなるかな)
(替えたい かな?)
(どっちでもいいや オレは 投げられればなんでもいい)
……え? ええ?
いや、わかってますけども。三橋はそういう子だって。呼吸するのと同じぐらい自然に投げる子だって。でも…いいの? だいじょうぶ、レンレン?
軽い不安を覚えながらも、試合は続きます。

・ふひっと笑う三橋、ドキリッと胸騒ぎの田島

……これ、ちまたではどういう風に解釈されてるんでしょうね?
いやまぁ、この試合が終わるまでには解明されると思うので、それをおとなしく待てばいいんですが…三橋、かーなりやばいんじゃないの??
今んとこ、テンションがメーター振り切ってて、尋常じゃない集中力で突っ走ってるみたいだけど、そういう状態って危険なんだよう…どっかが“ぷちん”って切れちゃうと、反動が恐ろしいんだよう。
うわわわわ……

阿部の支度がすんでないのにも気づかずに、ぴゅーっとグラウンドに跳びだして行ってしまってるところといい、ベンチでの「投げられれば なんでもいい」ってのといい、三橋だんだんモノ考えられなくなってるんじゃないかなぁ…

投げられればなんでもいいっていうのは、確かに、三橋のものすごい核になってる部分なんだと思う。でも、人間、そういう“核”の部分だけで生きてるわけじゃないですよね?
少なくとも「オレは投げなきゃ死んじゃう」「投げるの、すっごい楽しい!!」「オレなんかが投げたって、また負けるかも…」などなど、いろいろせめぎ合っているわけです。試合できて楽しいしシアワセだ、という気持ちと、オレが打たれればみんながっかりする、みたいな恐れとの間で揺れていたりするわけです。
三橋って、どんなに態度がへどもどしてても最終的には自分の意志を通しますよね。そういうところも、人間らしい揺らぎっつーか、多面性だと思うんです。
でも、ここんとこの三橋は、そういう周辺的な部分が全部すっぽ抜けて、“オレはただ投げるだけ”っていう“核”の部分だけが剥き出しになってるように感じました。
そして、オドオドした態度(=周囲の目を気にしている状態)も、一時だけど消えて、“投げられて幸せ”っていう部分だけで、田島に向かって笑ったんだ。それが、例の“フヒッ”だったんだ。

……これって、どうなの? ホントのトコ。
心理学詳しいヒトが見たらどう分析するんだろ。ってひぐちさん確か心理専攻だったんだっけ。ねえどうなんでしょうひぐち先生、三橋はぶっちゃけ今、ヤバイですか?

・夏が… 終わっ……(By 阿部さん)

おいおいそんな顔真っ青にしたらチームの士気下がるじゃないのさ、つーか鼻血出して横たわってる三橋より、その三橋を見てあんなに青ざめてる阿部さんのほうが心配ですよ、ワタシ。

……あー、でも、実は私も同じようにドキッとした、かな。
ほら、私、三橋第一主義だから(苦笑)阿部のモノローグは絶妙にフィットするんですよね。
わりといろんな場所で「キモイ」「爆笑した」と評判の(笑)「やっぱ笑顔がいいね」なんかも、フツーに「うんうん、そうだよね!」なんて思ってましたし。
角材の上でワインドアップした三橋に対して「絶対桐青に勝って、こいつを有名にしてやる!」とのモノローグにも、心から同感でございました。

でも、それでもね、阿部……。
やっぱりあんた、三橋に依存しすぎ(笑)見た目と内面の強度がまるで逆なコンビって、なんかキュンとします。え、しませんか?
私、今頃になってやっと、阿部の愛でかたを会得したような気がいたします。
なんなんだよあの子、もう! 可愛いじゃないのさ!
(でもやっぱり三橋がいちばん <このあたりが阿部とシンクロ率高し/笑)