X dayから一週間

 こないだの3月31日を最後に、無事に(名目上は/笑)円満退職を迎えたわけなんですが、それから一週間経っても、なんか未だに専業主婦的な生活というものに慣れません…(;^_^A

 まず、外界とのコンタクトの取りかたがわからないんですよ。子供がいるわけでもないから、ひとりで公園行ったって誰も相手にしてくれないでしょ?(笑)
 でもとにかく、何らかの方法で外界との接触を保っていないと、取り残されてしまいそうというか…しゃべる相手もいないしなー。仕事でやむを得ず毎日大量の人間と会話してましたが、あれって得がたい環境だったんだなーとあらためて思ってます。戻る気ないけどー。
 少なくともニュースぐらいは、堅いのもゆる〜いのも一通り目を通しておかないと、と思い、なんとなく昼間はワイドショー番組などを流してたりします。なんか、世の中のお嬢様方(笑)がみのもんた氏を好きな理由が、ちょっとだけ理解できたような気がしました。いや、ファンになったわけじゃないですけどね?(;^_^A
 今まで以上に、能動的に、社会との接触を心がける必要があるんだなーと思いました。

 あと、家事ってのは、際限のない仕事なんですね…orz
 来る日も来る日も掃除機かけてるのに、どっからどうやって沸いてくるかなあ、あの埃ってヤツは(T_T)
 今まで、平日は仕事があるからという理由で見て見ぬ振りしてきた、洗面所の床の黒ずみをキュッキュ磨いて、ついでに同じように見て見ぬ振りしてきた、台所の床の汚れも磨きたてて、あ〜スッキリ☆と思って、ふと時計を見たら6時を回っていたりして、夕飯の支度にはちと遅い時間になっちゃったりしております。
 ……時間の使い方、抜本的に見直さないとなあ……

 そんなわけで、辞めた仕事にまったく未練はないですが、新しい生活にはちょっと戸惑いぎみの今日この頃なのでございます。
 専業主婦って大変な仕事なんだということは、それなりに認識してるつもりでしたが、あらためて先輩方をリスペクト〜。


 ……いや、ね。ホントのところ、もうちょっと何というか、退職することに対する感慨?みたいなのがあるのかな〜と思ってましたが、案外そんなことはなかったです。
 最終日は、私がいなくなったあとの引継ぎ事項をまとめたり、残務を全部やっつけたりしてるうちに、いつのまにか10時回ってたし(;^_^A しかも事務室に独りでしたよー(まあ、あのクソ上司がべったり横に張りついてるよかよっぽどよかったけどさ)。だから感慨どころじゃなかったという(;^_^A
 しかも帰り際には、「何かわからないことが出てきたら電話せざるを得ないから、頼むよ」と言い残されましたっけ…携帯の番号変えようかしらと一瞬本気で思ったのはここだけの話(笑)

 今思えば、最後の職場に転勤になってからほんの半年ちょっとでしたけど、それなりにいろんな気持ちになりましたっけね…
 毎朝、チャリで通ってたんですよ。で、だいたい私が一番早く出勤してたんですよ。到着して、掃除や業務の支度をしながら他の人たちを待っていると、なんとなく心拍数が上がってる感じがするんですよね。ひょっとしたら、これが第一段階だったんじゃないかという気もします。
 でも、チャリ通だから脈が速くなってるのだとしたら、それもまあ当然だよな、とも思えるわけで、当時は当然スルー。
 そのうち第二段階に突入すると、夜どうしても寝たくなくなってくるんですよね。意味もなくネット散策してみたり、自分の創作ファイル開いてみたり、そのくせ何一つ作り上げることもなく、ただ無駄に起きてました。今になってみれば、これはたぶん「明日が来てほしくなかったから」なんじゃないかなあと思ったりしてます。
 もちろん、寝ようが寝るまいが明日は当然やってくるわけで、でも“蒲団に入る→いつの間にか眠りについている→気がついたら朝→あそこに出勤”というレールを、断ち切りたくてたまらなかったんでしょうねえ。
 それでも、いちおう私あそこには、“証券外務員の資格を持った”“主任”だからという理由で、いわば引き抜かれた形だったので、できるかぎり頑張るつもりでした。はっきり言って人としてどうかと思うような上司だったんだけど、これはきっと激励してくれてるんだと自分に言い聞かせようとしてたわけです。
(今なら断言できる。ヤツにそんな指導力なんかないんだ。ホントに自分の保身しか考えてないやつだった/爆)
 そんなこんなで、毎日チャリで通勤してた私、ある日、通勤ルート途中の橋の下に流れてる川をふと見て「……今この下に落っこちたら、何ヶ月かぐらいはあの人から解放されるかなあ」と思うに至って……さすがにそろそろヤバイと思いました(;^_^A
 で、そっから先の動向は、以前に寝言で書いた通りなんですけど。
 
 正直、ひとり暮らしだったりなんかしたら、私どうなってたんだろうなあと思います。
 第二段階の時点で、私別に“寝れなくなった”わけじゃないんですけど(事実、しぶしぶ蒲団入ったら速攻で寝てたし/笑)、家に帰っても誰もいなくて、グチ言う相手もいなかったとしたら、たぶん不眠になってたんじゃないかなー。
 最終段階でも、二人で暮らしてなかったら、実行しちゃってたかもしれないし。
 けっこう紙一重のところで、私は平気でいられたんじゃないかなあと思います。

 思い返してみれば私、むかーし、そういういわゆる修羅場経験アリの人をなんかやたらと羨んでた時期がありましたっけ…そういう経験がないから自分という人間は浅くて、作るものにも説得力がないんだ、そうに違いないんだ、とですね……(汗)お、お怒りはごもっともですがなにぶん若くてアホだったんだということで勘弁してください。
 覚えてますかね……あれは確か、数年前のオフ会の2次会か3次会かで、石焼ビビンバ風のメニューがあったとこです。愛車MINIの写真見せてもらったりもしましたっけね。
 あの時私の近辺の席に座ってらした方々、そこで私が口にした発言をもし覚えてらっしゃいましたら、どうかご容赦くださいますよう。聞き苦しい発言で申し訳ありませんでしたm(_ _)m
 ……うん、あんな思い、私だってもう二度としたくないですもん。あんな気分は味わわないですむなら味わわないほうがいいに決まってるんだということをようやく実感しました。何かと遅いニンゲンですみません。

 そんなわけで、ちょっと前にアップした『おやすみ』という歌詞は、こういう意味で“50パーセントぐらい実体験”だったのでした。
 退職ということそのものに対しての感慨は大してないですが、おそらく私の人生最大にイヤな感情を味わったここ数ヶ月の記憶と、自分が退職を許される環境にいるんだということは、かなり鮮明に残り続けていくんだろうなあと思います。