…を、前からちょくちょく考えてはいて。
何のスタンスかって、私が小説書くスタンスね。
いちおう私は「プロ目指してる」小説書き、という触れ込み(ってほど触れ込んでないけどさ)でいるわけなんだけども、それでもって、プロになるための修行の場ってやつを求めて、今まで2回ほどですけど新人賞に応募してます。
…結果は、ご覧の通り(爆)なんスけど。
だいたい櫻井水都っていうモノ書きは、どうにも遅筆でその上性根がグータラであるがゆえに、小6の頃から書き始めてた割に、完成して人様に見せてもいいかなって思える作品が(長短取り混ぜても)片手程度(!)なわけなんです。
いけない。これは。どう考えてもとってもいただけない。
何せ、オフラインじゃあ私の小説読んでくれるのはそれなりにまぁ、マブダチとか呼べるぐらいの間柄の人たちなんであって、どこか甘えてるのね。
作品の質の面では甘えてない(つもり)ですよ。でも、期限がね…(涙)
トモダチなんだから、いつまで待たせてても絶対前書いてた物語の存在は忘れないはずだし、いつまでも待っててくれて気紛れに書き上げたら必ずいい返事で読んでくれるはずだと。
こいつぁ、いけない。
そんなわけで、「あかの他人」に読んでもらうため、サイト立ち上げて今に至るわけなんです。
立ち上がりの時期、なんかいろいろ構想膨らみすぎて「ここはいったい何のサイトなんだ」状態になりかけましたけども、とどのつまりは小説読んでもらうためのサイトだったんですね。
そこんとこに気付くのに、3、4ヶ月かかっちまったという(汗)
読んでもらえりゃそれでいい。
サイトの運営そのものがやりたかったわけじゃなくて、私はただ櫻井水都の書く文章に少しでも日の目を見せてやりたかっただけなんだ。
…そう、思ってたんですが。
私はわりと、カタチから入るタチでして(すっかり忘れてた)、サイト運営もまた例外じゃなかった。
センスが伴ってるかどうかはさておいて、何かを構築するのが好きなんだな。
小説の筋書き。その小説のバックになる色は? イラストは。入れた方がいいか、いや入れないか? 行間はこれぐらい空いてたほうがいいだろ。ええい、BGMつけちゃえ! ここらへんでちょっとキャラ萌えトークでもかましとくかぁ。エトセトラエトセトラ…
作り込むうちに、ご覧の通りに(汗)
昔っから、設定萌えして終わるきらいがありまして(ええ覚えてますとも。大学の時先輩にいわれた一言…「櫻井は設定オタク」…ぐへっ←吐血)物語世界を(不必要なところまで)構築して、それでお腹いっぱいになっちまう。
…サイト運営することでお腹いっぱいになって、小説を執筆するところまでたどり着かなくなるのか、櫻井?
それだけは避けたいぞ。避けなければ櫻井水都っ。
…ま、しかし。
サイト運営と小説執筆、目的と手段が入れ替わるかもってのは、結局はまるっきりの杞憂だったんですね。
構築するのにこだわるから、執筆のみに集中したくともなかなかできないわけなんだけども、「執筆がテキトーになる」ってことだけはないぞ。当たり前っちゃー、当たり前だけど。
サイト運営するようになって、確実に、「見せる」ことを考えるようになったかな。今までだって、読者のこと考えてるつもりではあったけど、実際のところはずいぶん独りよがりだったかも。
あと…鼻っ柱が、跡形もなくへし折れました。
あたし、上手いつもりでいたのよ。何の根拠もなく。アマチュアの中では上位に位置するだろうしプロと比べてもあの人とかあの人よりは上手いぞ、とか思ってたの。けっこうマジで。わー、ヤなヤツぅ(爆)
世界は広いのね。ウェブの海泳げば「この人が何でプロじゃないんだー!」って人なんかゴロゴロいるし、自分が過信してたよりも自分の作品って爆発的な指示得られないんだってかなりシビアな形で実証されちまったし。
悔しくはないですよ。いや、悔しいけど、だってそれが現実なんだからしゃーない。
つべこべ言わずに書け! 書け! と、サラ3歳(サバ読んでねーか?/笑)未勝利馬サクライミナトに鞭を入れる、ジョッキー櫻井水都なのであります。
頑張りすぎる、ってことは、私に限ってはあり得ないからねぇ(ダメじゃんか)。がむしゃらに頑張ることを知らないで、適度に気を抜くことばっかり覚えて来ちゃってるから(笑)
ぼちぼちと、でも後退だけはしないで書き続けることでしょう。(他人事)
その一環として、サイトは続けるだろうし、新人賞にも挑戦し続けると思います。
早く「挑戦」は終わりにしたいんだけどね…(遠い目)