登場人物が覚えきれません

 ダンナのおばあちゃんの米寿お祝いにお呼ばれしまして、昨日・今日と出席してきました。
 横浜に住むダンナ弟がC県K市のわが家まで車でやってきて、その車に乗り込んでC市在住の義母を迎えに行き、4人で山形へ向けて高速をひた走り、山形空港まで飛行機で向かっているダンナ弟の妻子を拾ったのち、おばあちゃんのいる義母方実家へおしかける……という計画でした。
 約束の刻限の24時間前に弟くんが来てしまうというハプニング(笑)はあったものの、道中渋滞に巻き込まれることもなく、快調に山形へ到着。
 い〜い感じに旧家の雰囲気たっぷりな玄関をくぐって居間に通されると……ひ、人がたくさん! 噂には聞いてたけど親戚たくさん!
 これ、ひょっとしてフツーの人にとってはそれほど“たくさん”じゃないのかもしれないけど、櫻井の実家は極端に親戚少ないんですわ。なにせ櫻井父が一人っ子なもので。同じぐらいの年頃のイトコなんてのも1人もいなかったんですよ〜。(だから結婚式の席順表が、ウチとダンナ方比べてえらいおかしなことになっていた/笑)
 義理の甥っ子にあたるボーヤたちや、イトコかな〜と思ってたら実は姪っ子だったというえっらいピチピチの女の子、続柄がもう既によく分からない(けれど、たぶんおじ・おばにあたるのだろう)年配の方々などなどが入れ替わり立ち替わり現れる中、常に頭のなかに「?」マークを飛ばしながら「お久しぶりです、○○子です〜」とごあいさつ。でも私の感覚では「初めまして」だったけど(爆)(だってさー。結婚式以来なんだもんー。向こうは新参者1人を覚えりゃいーけどこっちは何十人だもんよー。分が悪いよー)
 とってもおいしい茄子のお漬け物や、食卓の隅に置いてあったロイズのナッティーバーまでずうずうしくいただきながら、「農村地帯の旧家」をしげしげと観察していると、そのうち時間がやってきて、ステキな着物にお召し変えしたおばあちゃんが登場。お祝い会場である旅館へぞろぞろと移動の流れとなったのでした。

 着いたのは「のゝか 本郷館」という、和風の洒落た温泉旅館。それほど大きくないけれど、のんびりできそうないい雰囲気に心が弾みます。私の目に一番最初に止まったのは「喫茶ギャラリー 魔笛」なる施設の存在でしたが、結論から言ってここでゆったりお茶を飲んだりはできず、やや残念。また来ようと心に誓いましたとさ。
 遠路はるばるという人が大半なので、旅館の大広間で宴会、そのまま同じ旅館で一泊、という手筈。私にあてがわれた部屋は、ずばり“若い女子用の部屋”。こらそこ、首かしげるな!
 私なんかよりずっとオトナな姪っ子@ハタチ前後にぐいぐいリードされて、新参者の嫁二人もすんなり場にとけ込むことができましたよ。いやはや、すごいなあ。ああいうテキパキした人間見ると、いつも憧れのあまりぽかーんと口開けて眺めてしまう。あやかりたいけど真似できないんです(泣)
 そうこうしているうちに、宴会の時間が到来。大広間へ向かいます。広間の入り口には堂々、「○○家ご一同様 ご宴会場」との看板が。すげー。そして中をのぞくと……ずらり、30膳を下らないと思われるお膳の列。なんなんだこのまるで社員旅行のような様相は!? お祖母さんの実家に集まっていたのは、人数としては序の口だったのか〜。
 しかもこれでも、まだ全員参加じゃないらしいです。あと17名ぐらいが惜しくも欠席だそうで。これで全員揃ってたら、全館貸し切り状態になっちゃうんじゃないか??
 宴の前に、まず一族全員揃って記念撮影。総勢32名。すげー。今どき学校のクラスでもそんなにいないよねえ。
 そして、なんと私とダンナが並みいる年長の方々を差し置いて最上座に座らされてしまい(!)思わず尻込み。ひええええ〜、なぜだー。しかもダンナなんか、主賓である米寿のおばあちゃんの隣ですよ。動くに動けない状況でした。まあ、うまい料理とお酒をいただいてるうちに、私はすっかりそこが上座であることなんか忘れちまいましたけども(オイ)
 酒酌み交わしながらいろいろ話してるうちに、どうやら私とダンナ弟妻ばかりでなく、けっこう「この中にいる人間、顔と名前が一致するの半分ぐらいかな?(;^_^A」という人は多いらしいと知り、ちょっとホッとしたのでした。
 とはいえ、いちおう、がんばって若者組は覚えてみましたよ〜。近年あまり無いぐらい記憶力使いました。(たぶんいいコト)

 今、焼き上がった集合写真と、宴会出席者のリストが手元にありますが、いや〜すごい。しみじみすごい(笑)
 もひとつ欲を言うなら、写真に映ってる顔の横に名前の表記が欲しいのと、あと、系図希望!
 ……誰か作ってくんないかな〜……(訊いて自分で作れ)