『秘密基地』(demo)

大人になってもきっと忘れない。きみと過ごした、あの秘密基地を。
かつて少年少女だった、すべての人へ贈ります。

『秘密基地』(demo)
作詞・作曲・編曲・歌唱:櫻井水都

[MySpace(いきなり音楽流れます)]


比較的最近できた曲です。とはいえ、確か2年弱ぐらい前だったような気が。めったに更新しないことで(ごく一部では)有名なこのブログには、この歌の歌詞が2007年5月の記事として書かれてました。だからきっとその頃の作品なんでしょう(他人事のように/笑)

私、それまでの歌は100%詞先で作ってましたが、これはちょっと手順が違いまして、強いて言えば…「タイトル先」?
タイトルに引っ張られるように歌詞を書きながら、ほぼ同時進行でメロディもできました。1番のAメロとサビの分の歌詞を書いて、うーむBメロに当たる歌詞が浮かばない。でもAメロ部分の歌詞には曲がついた、そしたら次はこんな展開だろう、その尺に合わせてBメロだけ曲先で詞を書いて…みたいな、行ったり来たりなやり方で作ったような気がします。

きっかけは、妹に誘われた西沢サトシさんのカフェライブでした。それに先んじて何曲か聴かせてもらい、ブログも読みに行きました。そのブログの中に「長いこと離れててもいつでも迎えてくれる秘密の基地」みたいな感じの内容の文章がありまして…うーんうろ覚え(;^_^A でも、痺れたのは確かです。私近いうちに絶対「秘密基地」っていうタイトルの歌書くぞ!と意気込んだのでした。
ちなみに、そのブログの文章と近いテーマの歌詞が西沢氏の歌にあった気がするんですが…確か『Cry & Smile』って曲だったような。ちょっとCDが手元にないので、間違ってたらどうもすみません。

今回キーワードが、まー言っちゃえば借り物なので、件のブログはできる限り忘れて、該当の歌もあえて探さず、聞き込まず、自分の中で残りのイメージを膨らまそうと努めました。
女子としては珍しいのかな? そのむかーし、友達と秘密基地ごっこして遊んでたんですよ。「ユートピア」なんて名前つけて、学校帰りに草むらかき分けて入っていったものでした。で、だいぶ経ってから「そういやあそこらへんに秘密基地作ったはず」なんて思って行ってみたら、あるはずの草むらが見つからない。…と、これ以上は説明不要ですね(笑)
そんなわけで、この『秘密基地』、6割ぐらいは実話だったのでした。残りの4割は、「秘密基地を作った仲間は、今は別に友達じゃないし連絡も取ってない」ってとこでして…なんとも夢のない話になっちゃいましたが(;^_^A
でも、だからこそ、ものすごくきれいな物語を書こうと思ったのかもしれません。秘密基地仲間じゃないけど、親友はいますんで、そいつらとの小中学生時代のことも思い出しつつ。「場所」はなくなっても、「思い」は残るのです、きっと。

「きみとぼく」の歌なので、ツインボーカルをイメージして作りました。ハモリフェチなので、結局どっちも自分で歌っちゃいましたけど(笑)もうちょっと自分の声が少年声だったら良かったのになあ、と、詮無いことを思ってしまったりもしました。気づいたの、結構最近なんですよね。私の声は、自分がいつも骨伝導で聞いてるほど太くもないしハスキーでもないらしいです。
とはいいつつ、歌入れは、自分の現状としてはベストを尽くせたと思います。ただ…アレンジがあまりに残念すぎる(T_T) いくらデモだって言っても、これはちょっといかがなものか。
そのうちもっとカッコよく仕上げられればいいなぁとも思ってますが、華麗にアレンジしちゃってくれる優しい人いないかな、というのも正直な気持ちでして…いえ、気にしないでください (;^_^A