そうなのです。
タイトルのとおり、私の右手のギプスが、本日めでたく半分になったのです!
手首の脈のあたりから手のひらを通って薬指、小指の先までのラインをとり、型を当てて、粘着しない不思議ななテープで固定するだけという、身軽なギプスになりました。バンザーイ!
……なんか、喜びの基準がヘンに低下している気がします……(爆)
今回初めてみた“不思議アイテム”は、上で既に書いたとおり、粘着性がないのにちゃんとひっつくテープでした。
なんだろう、クレープペーパーにちょっと似てる手触りかなぁ。茶色の幅の広いテープで、皮膚にはひっつかないけどテープ同士がひっつくので、何回転か巻き付けるとしっかり留まってくれるのです。原理的にはマジックテープみたいなものなのかな?
昨日までは、手首から中指、薬指、小指をぐるっと囲む厳重なギプスでしたが、これがまた“不思議アイテム”だったんですよね〜。
なんというんでしょうか、ものすごい目が荒い包帯状のものを、液体に浸しておもむろに私の手にぐるぐる巻き付けていくのです。したたる液体が何だかちょっとベタベタするんですよね。その状態で、骨折部を押したり引っぱったり(!!!!)しながら型を作り、でき上がったころには謎の包帯もすっかり乾いて硬くなっていて、めでたくギプスの完成☆
──みたいな感じでした。
私、骨折なんて生まれて初めてなので、なんとなく骨折用のギプスっていうとあの重い重〜い石膏のものしか思い浮かばず、たいそうびっくりしたものでした。
今はこれがあたりまえのようですが、いや〜科学の進歩ってすごい。軽くて硬い理想の素材ですよ。もう二度とつけたくないけど。
今回思わず受け持ちの整体師さんに訊いてしまいました。
「あのギプスって、包帯が不思議なんですか、液体が不思議なんですか、それとも両方不思議なんですか?」
……いや、我ながらバカ丸出しだってことはわかってるのでほっといてください(爆)
いわく、「包帯が不思議なのであって、浸してるのはただの水」なのだそうでした。水に反応して粘着性を持ち、乾いたら硬くなるという不思議アイテムなのですね。ふむふむ。
そんな、硬くて軽いステキなギプスも、1か月もつけてると中がかゆくなるしぶっちゃけ臭うし、皮膚が白くポロポロ剥けてきちゃったりもしてなかなかに切ないもんです。
で、今回、めでたくとれたので手を洗ってみました。
……いくら洗ってもキリがねぇ……
「手洗ってきますか? ゆっくりでいいですよ」というのでホントにじっくり執拗に洗いましたが、次から次へと皮膚が剥ける。つーか認めたくないがあれは垢だよね?(T_T) うわーん!
それに、指が伸びないんです、開かないんです。手首も返らないんです。ほぼ治ってるはずなのになんかずいぶん痛いんです。
治ったあとが大変だよ〜痛いんだよ〜と、職場にいらっしゃるお客さんからずいぶんと脅されご忠告いただいたりしましたが、よ〜くわかりました。
これからは、お風呂に入るときはギプス外して普通にお湯に浸かっちゃっていいということなので、もうホントに癒されます。
お湯の中で少しずつ手を動かしたりしてみてくださいね、でもいきなり動かしすぎないでくださいね、ポロポロ皮が剥けてくるけどあまり気にしすぎないで、櫻井さん(仮名)わりといじりすぎて赤くなったりしそうだから、とくに気をつけてくださいね、などなどこと細かに注意を受けました。
……私って、どういう人だと思われてるんだろう……いやまったくもって先生の言うとおりの人だと思いますけど、そんなに分かりやすいのかな私……orz
目下の課題は、ハンドケアと、美也子さんのライブまでに拍手ができるぐらい手の機能を回復させることです。がんばるぞ。
あ。あと、縦列駐車……(ばたり)