【振りサイト再録】三橋の成長プロジェクトについてイロイロ想像する会・3

(「~イロイロ想像する会・2」の続きです)

なお、マウンドへの執着を一時期見失ってしまった三橋を、チームの中で投げることに引き戻してあげるのはハマちゃんの役目だったりするといいなと思います。
彼は、なんたって三橋の野球人生の原点ですからね。野球の楽しさを三橋に教えてあげた最初の人。
「お前が投げてたのは、全部、ひとりっきりの辛さを我慢するためだったのかよ? 違うだろ!? お前、言ったじゃんかよ。オレとやった野球が面白いからずっと投げてたってさ、あれ嘘だったのかよ? オレみたいな野球からとんずらこいたヤツでも、こんなふうに誰かの力になれてたのかって、オレはうれしかったんだ。だからこそ、真剣に応援しようと思ったんだよ。お前オレのことこんなに勝手に引きずり上げといて、今さら自分だけ野球から逃げんのかよ!?」
みたいな感じのセリフを残していただきたく…(完全に私の趣味/汗)
つまり、三橋が投げられなくなるイベントと同時進行で、ハマちゃんの過去編が展開してるという状態で。

やっぱり、三橋には、投げるのが楽しいというポジティブな動機でもって投げてほしいと思うんですよね。
今だってそれはあるんだろうけど、やっぱり桐青戦の時みたいに、土壇場になったときにネガティブな気持ちがむくむくわき上がってきて心を苛むわけじゃないですか。
そういうのは、もう、記憶がなくなっちゃわない限り完全に払拭はできないでしょうが、それでも、マウンドに登る動機の一番大きなものが「みんなと野球できて、投げられて楽しいな」っていうのであったなら、きっと彼自身もチームメイトも幸せだろうと思うので。
今のとこ、そういうポジティブな感情は、熱でも出ない限り取り戻せないみたいですが(;^_^A 普段のビクビクオドオドの奥に、あんな無邪気な笑顔が秘められてるんだから、ああいう素顔を早く田島様だけじゃなくてみんなにも(特に阿部に…あの子が不憫だ!/笑)見せてあげられたらいいのになぁ。

そして、少しずつ昔みたいに笑えるようになっていく過程の中で、今度は阿部が三橋に救われる番だと思いますですよ。
むしろ三橋より阿部のほうが、カウンセリング的な観点からは厄介なんじゃないかなぁ。阿部は自分の心の傷に気づいてないに違いないから。
三橋が驚異的な察しの良さで見抜いた、阿部の榛名サンへの気持ち(決して“嫌い”ではないということ)を、まずこの子は自覚する必要があって、その上で、榛名とうまく行かなかった分を埋め合わせるように必死になって三橋とのコミュニケーションを急がななくても、じっくりやってけばいいんだと思えるようになってもらいたいものです。
今のままじゃ、まるで、あの時のみじめでかわいそうだった自分に復讐するような勢いに見えるので…(;^_^A

三橋は、自分の身体のためじゃなく、阿部のため、このチームで勝つために、首を振ってほしいなと。
たとえば、そうだなぁ…
(妄想開始)

阿部がさっきのクロスプレーで肩を痛めたっぽい、でもこの打席は予断を許さない。阿部はタイトな場所を指示してくる。三橋は首を振る。じゃあこれは、と別のサインを出すが、それにも首を振る。いぶかりながら寄ってくる阿部、
「──どうした、三橋? そんなむちゃくちゃなコースでもないだろ」
「……むちゃくちゃ、だよ。あ、阿部君が」
「オレぇ!? 何がだよ?」
「か、肩……さっき。オレ、見てたし。そっそれに、わかるんだ! さっきから……返球が、変……」
「…………(にらむような目つき)」
「だから……オレ、投げられ……ない」
「おい、お前」
「だっだって! オレ、的に投げてるんじゃない、から!!」

なんてのどうでしょ?
(ああ、これSSのネタにできたかもしれないのに…今度使うかも~。必殺ネタ使い回し/爆)

──そんなわけで、ここにつらつら書いてきたネタが、あとでどれだけ嘘っぱちになるか、皆さん生温い目で見守っててくださいまし(笑)
ご静聴ありがとうございました!