実にひさびさにオリジナル曲を投稿しました!
去年の3月に『それでもいつか、瓦礫に花が』っていう曲をアップしたのを最後に、ほぼ1年にわたって延々とアルバム制作作業に取り掛かっていて、無事今年の4月末に販売にこぎつけることができましたが、それ以降にできた初めての曲ということになります。
想定年齢17歳(公式設定では14歳です)の低音レンが歌う、雨の日のむず痒いラブソングですw
『傘の下の永遠』 作詞・作曲・編曲・レン調声・コーラス:私
つまりイラストと写真と冒頭のSEと雨降りの動画素材以外は自分で全部やってみました!
動画として公開した曲の中では初めて、演奏を人様に頼まなかったよ! みなとはやればできる子! でもしんどかった!/(^o^)\
ニコ動のアカウント持ってない人のために、ちょっと実験的にプレイヤーも貼ってみます。
これを投稿した日、虹がとってもキレイでした!
見つけた時、買い物帰りでクルマ運転してて、なかなか赤信号にぶち当たらないし止まれたと思ったらロケーション激悪だわで、舌打ちしながら急いで家まで戻ってアパートの駐車場から撮りましたw
副虹も綺麗だったけど、個人的には水溜りに映った虹と電線の写真がお気に入りです(*´∀`)
そんなわけで、見たよ!という方はその虹を思い出しながら聴いてみてください! てか、もうちょっと早く出てくれてたら急遽この虹の写真を動画に混ぜたかった。
一期一会ですね(ノД`)
動画の投コメにも書きましたが、元ネタがこれだったんですよねw
https://twitter.com/Copy__writing/status/312736158075478016
これ見かけて、まんまと萌えた上に、映像がうちのレンでがっつり脳内再生されてしまったので、カッとなって作ってみた次第なのですw
なので、うちのレン的には、好きな女の子と相合傘なのに何ひとつ喋れないもどかしさ詰め込みまくりの迫真に迫った歌のはずなのですが(私のレン曲はうちのレンが作詞作曲したという設定に以下略)、けど実際に作ってる私としては、とくにメッセージとか言いたいこととか自分の葛藤とかそういうの全くない、ただ聴いてもらうためだけの「普通の歌」となってます。
アルバム作業しながらずっと、作業終わったらこういう曲作りたいと思ってたんですよね。
アルバムのほうは、まあ、そういうのだけじゃないんですけど……2011年3月以降に思って言いたくてたまらなかったことを核にして作ったようなとこがあるので。
それはそれで、これ作んなきゃ死ねない!!ぐらいの勢いで作りましたけど、一方で、本当に傷ついた時に人が欲するのはなにも励ましソングとかメッセージソングとか、いわゆる「痛みに寄り添う」歌だけじゃないような気もしてて。
落ち込んだ時にすごい暗い曲聴いたり、今の悩みとまったく関係ない歌を口ずさみたくなったりしませんか? 歌って「娯楽」ですからね。決して否定的な意味でなく。自分が大好きな曲が一番のヒーリングミュージックだ、みたいなことも聞いたことあります。たとえばデスメタルがそれに当たる人もきっといることでしょうw
ならば、そういう、「ひととき現実を忘れて楽しむ」ただそのためだけの歌っていうのも作っとこうぜ!とか思ったり思わなかったりしたわけなのです。
ホントは、そういう娯楽曲をあえて震災直後とかに作るのがロックだったのかなーと思わなくもないんですけど…まあ、私、どうせロッカーのメンタリティなんて持ち合わせてない自覚があるのでw
うろ覚えですけど、あの頃、いきものがかりの水野良樹さんがそんなこと言ってたような気がします。あえて「そういう」メッセージは詰め込まずに、いつもどおりの自分たちの歌を作るんだ、とか。そういう歌謡曲に自分は惹かれ続けてきたんだから、みたいな話でした。全然別の時に言ってたっけか。なにぶんうろ覚えで失礼しますが。
大事なのは「なにを考えてそうしたか」ですよね。
考えた結果がメッセージソングだろうがふっつーのポップソングだろうが、それは付随することに過ぎないという気がしました。
この曲、今回は歌い手が鏡音レンとなっていますが、そのうち5半音ぐらいキー上げたアレンジを作って私が歌うことも視野に入ってます。
果たしてこの内容の歌を37歳の女が歌うことの意味があるのかどうか、ちょっと考えましたが(笑)上述のような理由により、結局歌ってしまうと思います。
私は、今まで自分で思っていたよりも、歌を「心情吐露の手段」ではなく「物語」として捉えてるのかもしれません。