今年の夏は聖地巡礼

 ……といっても、あのアニメの舞台となった土地へ!てことではなくw
 文字通りの、聖地、でございました。そう、イスラエルです!
 
 今年も日本は各地で連日猛暑日。熱帯夜じゃない夜なんかあったっけ?ってなぐらいのもんでしたが、そんな灼熱列島ニッポンを抜け出して、わが家が向かったバカンス先がイスラエルですw
 あれ? なんかがおかしい。私は高級チョコレートのごとく25℃以上になると融ける仕様となっておりますが、うちら夫婦で(結婚前から通算)6回めの海外旅行、しだいしだいに行き先が暑い方へとシフトしてる気がしてなりませんw なんたって最初は北欧とかロシアとかでしたからね。これはきっと、私とは真逆で寒いと動作停止するダンナの陰謀に違いない。(`・ω・´)
 ちなみに前回はエジプトでした。真夏のエジプト。ツアー2日めからしこたま体調を崩し、食うもの食うもの全部リキッド状になって出てくるという有様だったので、暑い地域に対してはちょっと警戒気味ですw
 しかも、シリアやらヨルダンやらパレスチナやらに囲まれ、ちょっと国際ニュースかじってればいつもどこかの境界で係争状態にありそうなイメージの、いかにも無事に帰れなさそうな場所じゃないですか。それでも「渡航を延期してください」なんていうアナウンスは出ておらず、ツアーですから極端に危ない地域は避けてくれてるし、安全なはずなんですけど、まあ、周りは心配しますよねw
 わが家はわりと、命にかかわらない程度のハプニングは「ばっちこーい!」なので、渡航中に情勢が極端に悪化しないことを祈りつつ、きっとなにかしら起こるだろうという確信(笑)のもと、出発に向けて準備をしておりましたw
 
 ところで、私は聖書というものを読んだことがないんですよね。ええ、まがりなりにもファンタジー書きの端くれ、基礎教養として読もうとしたことはありました、確かに。そして律儀に新約聖書のマタイ福音書の、「アブラハムはイサクをもうけ、イサクはヤコブを、ヤコブはユダとその兄弟たちを、ユダはタマルを…」というとこから読み始めようとして、まんまと挫折した苦い経験が思い出されますw(今、この引用も、もちろん聖書見ながら写しましたよ! 覚えてるわけないじゃないですか!)
 イスラエルの、とくにエルサレムにはキリスト教・ユダヤ教・イスラム教の聖地が混在していて、なかでもキリスト教といえば新約聖書、ユダヤ教といえば旧約聖書……どうもこの旅、聖書の素養がないと始まらないんじゃないか…という予感がムンムンとしましたが、結局読まないまんま出かけましたw
 なので、行った先ではイスラエル人ガイドさんとダンナの、Wガイドのもと何とかついていった……いやどうだろう、かなーり振り落とされ気味だったかも?w
 けど、これまでになんとなく、なんとなーく聞きかじってたあの話やこの地名が、現実に目の前に立ち現れるのはコーフンしました。8/7~14日にかけて6泊8日を過ごし、今はもう帰国して通常の生活を送ってますが、これでこれからは楽しみをもって聖書読めるかもしれない!(←まだ読んでないw)
 
 各観光地での詳しいレポートは、ダンナ・タダッチ男爵がブログに鋭意連載中ですので、そちらをぜひご覧ください。(丸投げ)
 【男爵のイスラエル旅行記】(新しい記事ほど上にあります)
 
 
 
 それはそれとして、かつてヴァル腹と命名されたことのある私からは、ぜひともこれを言わねばなるまい。
 みんな! イスラエル飯は! うまかったぞ!!!ヽ(・∀・ )ノ
 ドライヤーのような風が吹きすさぶ中(とくに死海地方)、今回私はとくに体調も崩すことなく、出てくる料理を高スコアで完食しました。こうなるといよいよ、前回しこたま腹壊したのはファラオの呪いだったのではないか疑惑が浮かび上がります……今回はほんとに、そこが座って差し支えない場所かどうか確かめてから座ったんですよw(前回はうっかり、ラムセス2世像の足元にケツを下ろしてしまいました) 努力が実ってよかったw
 イスラエルってあんなに乾いた土地なのに、行く先々で野菜も果物も目に眩しいぐらいたくさん出てきたんですよ。今まで行ったどの旅行先でも、あんなに野菜の豊富だったとこはなかった気がします。マーケットとかちっちゃな露店でさえも、野菜や果物が種類豊富にわんさと積まれていて、ああ食が豊かなんだなーと思いました。
 そもそも機内食の時点でうまかったんですよね(*´∀`) なんだろうあの味付け。確かに、あああっちのほうの国なんだなーと思えるような独特の香辛料の気配はしましたが、それほどきつくはなく、味付けは濃すぎず薄すぎず、脂っこくもなく、たいへんおいしゅうございました(ー人ー) 食に関して警戒心が強く味に好き嫌いの多いダンナでも完食しまくっていたので、大概の人にはハズレがないと思います。
 うちでもあれ再現したいと思って、一生懸命分析的に食べてたつもりなんですけど、うーむ、わからん!
 そんな折、おみやげ屋さんでイスラエル料理のレシピ本らしきものを発見してちょっと心が動いたんですけど、惜しむらくは全部英語だったこと……レシピ見ながら作っても、きっと10日ぐらいかかるのではないかと思い断念しましたw
 ユダヤ教の戒律により、肉は徹底的に血抜き処理するそうなんですね。そのため切ると肉汁がジュワッ…ということはありえないんですけど、それを補うためにちゃんと味が染みこませてあったり煮込んであったりして、パサパサだなぁという感じはしませんでした。むしろ胸焼けしなくていくらでも食える気がします。実際いくらでも食ってしまって、帰国後しばらくは体重計乗るのが怖かったですw
 
 死海でもきっちり浮いてきました!
 私どうせ脂肪たっぷりプリプリ~ン(*´∀`)だから真水でも浮くけどね!/(^o^)\ と思っていましたが、いや、浮くレベルが違う。どれぐらい浮くかって、うつ伏せに着水するのは禁止されているほど浮きます(うつ伏せの状態から足をついて起き上がろうとすると、頭のほうが重いので顔からズボッと着水してしまうんですよね。顔をつけるのはちょっと危険なレベルの塩分濃度です)
 なんでも、普通に食塩の水溶液を作ってもこんな濃度にはなりようがない、というほどの濃さなんだそうですね。入った感じ、ヌルッとした感触がしたので、もしかしたらグリセリンが含まれてるのかもしれません。そういう、塩化ナトリウム以外の物質も一緒に溶け込んでる影響で、普通では考えられない濃度になっているのかもしれません。
 ちなみに、しょっぱいという次元ではありませんでしたw 苦い。くそ苦い。これはつまり「にがり」だね…?という感じでした。うまくやれば豆腐が作れるかもしれないw 当然、飲んではいけないという禁止事項もあります。
 そもそも、7箇条ぐらいにわたって禁止事項が羅列されている海水浴場。ものものしいw
 他に例を挙げれば、連続で浸かっていいのは最大15分間まで、とか。肌が炎症を起こすからなのですが、かくいう私もムダ毛処理のためにカミソリをあてていた腕が湿疹で赤くなってしまって痒かったです(;´∀`) 皆さんはもし死海に行く際には、あまりその前日とか前々日とかにムダ毛処理しないことをおすすめしますw
 あと、……まあ、シモな話で申し訳無いですが、あんまり調子に乗って浸かり続けてると泌尿器のあたりがむっちゃ沁みてきますw 最大15分とは言っても、実際にはそれよりも早めに水から出て、こまめに真水シャワーで身体を流すのがいいと思います。
 湯温は……ああ、無意識に湯温と書いてしまった。要するにそういう温度でしたw 水、ではない。これがもし真水ならば、長時間ゆったり浸かっていられるぐらいの、ちょいとぬるめのいい湯加減でした。そんな「お湯」であっても、あがるとけっこう爽やかです。常にドライヤーのような風が吹きつけてくるので、気化熱で涼しく感じるのでしょう。すぐ乾きますけどw

 
 そんなこんなの、わが家の今夏のバカンスでした!