長い文章を書いている暇がないんですが、何か書かずにいられないのでひとまず手短に。
落語家の春風亭柳昇師匠が永眠なさったそうですね。
謹んでお悔やみ申し上げるとともに、あの世でも「春風亭柳昇といえば、天国でもワタシひとりでございます…」なんてお得意の一節を振っててほしいと願わずにはいられません。
柳昇師匠といえば、ワタシが「寿限無」の次あたりに覚えた落語のネタ……「雑俳」「結婚式風景」などなど、独特のすっとぼけた語り口と長屋的風流さと今様とがいいカンジで混ざり合った創作落語が印象的なわけなんですが。
皆さん、ご存知です? 例えば最初に挙げた「雑俳」では↓
「狩人に 追っかけられて 猿滑り」──季語「百日紅」(笑)
「船底を ガリガリかじる 春の鮫」──季語「春雨」(更笑)
与太郎が、こ~んなすっとぼけた俳句…すなわち、雑俳を詠むわけですよ。
櫻井の幼少時代の笑い体験は、この御方と、ドリフターズでほぼ占められていたのだなぁ。そう思うと感慨もひとしお。
ううむ。何だかまとまりませんが、とにかくご冥福をお祈りいたします。
惜しい人がどんどん亡くなっていく…