何つーピンポイントな萌え方だと自分でも思いますが(^_^;
超話題作で原作は既に古典の『ロード・オブ・ザ・リング』、観に行ってきました!
実はうちに原作(新版)全巻揃ってるんだけど、冒頭の怒濤のごとき説明ネームに尻尾を巻いて逃げ出したのが高校時代。おかしいなぁ、あの『銀英伝』の冒頭が大好きな私なのに。なぜか『指輪』の冒頭は引いてしまった。ううーむ。
で、それ以来手をつけずに来たのだが、そのくせ捨てることも売ることもできずに本棚に相変わらず飾ってある。
そのうち読みたい、というよりは、そのうち読まなきゃヤバイだろ、という気分だったんでしょうね。ファンタジー書きのくせに正統ファンタジーを読んでないという引け目が、常にあるもので、私(^_^;
だから、この映画、予習のつもりで観に行きました。
映像から入って萌えどころ見つければ、重たげな原作もクリアできるだろ! という実にヨワゾウな発想でもって…(笑) なんでも、原作に忠実って評判だし、もともと私は重たい語り口もテーマも嫌いじゃない。ただ巡り会うタイミングが悪かっただけ…に、違いないと(汗)
原作ファンの人がいう「訳の違和感」、これ、はっきり言って私にはわかりマセン。
ホビット庄が何とかっていうカタカナ(スンマセン、忘れました…)で呼ばれてたとか、アラゴルンの別名の「韋駄天」とか、サルマンは原作だとサルーマンだった(んでしたよね?)とか、そういうのは、原作知らない私には当然ながら引っかからなかったです。
(私が観たのは字幕版です)
ただ、思ったのは、「端折り方がうまいなぁ!」ということ。
だって、この映画、三部作でしょう? うちにある新版で全十巻の、あの長い長い物語の、三分の一があの三時間に凝縮されてるわけでしょう? 当然、怒濤のごとくエピソード削ってるはずなんです。どのあたりがどう削れてたのかは、私には分かんないけど。
それでも、意味不明じゃなかった。これは素晴らしい。
普通、原作付きの映画だと、どうしても「原作読んでから出直してきな!」みたいな不親切さがあるもんです。シーンがいくつか飛んでるのは当たり前、その中で残ったシーン同士の繋がりすらよくわからん! 何がどうしたが故にこうなったの? もっとちゃんと説明してよ、それができないなら、説明なくても納得できるように構成作り替えてよ! オーマイガッ(@o@)~
……みたいなね、ことがありがちなんですよねー。
『ロード・オブ・ザ・リング』にはそういうのを感じなかった。ちゃんと分かった。シーンの繋がりもそうだし、感情の流れも理解できた。いや、あれで分かった気になるな!という原作ファンの怒りの声が聞こえてきそうですけども(^o^;A
原作読もうっと。今なら読めるぞ! アラゴルン様さえ出てくればこっちのもんよ。(何がよ)
で、下からは、弱ネタバレにつき、お読みの方はご注意。
いや、テレビの宣伝ぼーっと見てた時に、いきなり目の覚めるような美形が出てきたのよ。
サラサラストレートの金髪に、意志の強そうな眼差しの細身の美青年っ(>_<)
──今思えば、あれがレゴラスだったのねぇ。エルフは美形だ美形だっていろんな作品で描かれてるけど、いやもうホントマジポンで綺麗。うっとり~。彼を観に映画館に行こうって思ったぐらいですもん。エンヤの音楽聴きたいってのもその次ぐらいにあったけど。
だから、絶対私はレゴラスに転ぶと思ってたんです、自分で。
……ところがどっこい大違い!(いえ、もちろんレゴラスはかっこよくて好きですけども)
しっかりアラゴルンにハマったぁ~。
踊る小馬亭でガンダルフと落ち合えなかったフロドたちを、店の隅の席からじーっと見つめてくる陰気っぽ~い(笑)視線、よれよれの服。何だか怖い人だなあと思ってました(この時点で、フロドになりきってた私)。
だもんで、フロドが客室に引っ張り込まれていった時も、「ぎゃー、何するつもりなのよこのオヤジ!!」と思ってかなり真剣にドキドキしてました。<単純。
そして、語りかけてくる声。
なんていう台詞だったのか、不覚なことに忘れちゃったんだけども、その声がイイっ!
何ていうの、胸板の奥のほうから頭までのぼってもう一度下りてきて鼻に抜けていく感じの、渋くてマイルドな声。張りつめた口調がほとんどだったけど、時折「~だよ」みたいな、優しい語尾になるのもまたヨイ。
そして何と言っても、彼は手がいい。(ここ、さりげに協調)
ボロミアの裏切りにあってヘコむフロドが、アラゴルンすら信じられなくなって、彼の前にサウロンの指輪を差し出すシーン。小さなフロドの手の上に乗っかった指輪をじっと見つめて、しばらくして、アラゴルンが手を差し伸べて、フロドの手を優しく包んでもう一度指輪をフロドの手に握り込ませる、あのシーンですわ!
……か、かっこいい……(ToT)
わ、私の手も包んでっ(*>_<*) その大きく武骨な手で! 金色の指輪用意してそれに文字彫って、待ってるから! それで、剣に誓って櫻井を守るって言ってーv<壊れてます、スミマセン。
手のステキな大人の男、たまらなく萌えるんだわ、私…
もちろん、テレビの宣伝で目を奪われたレゴラスも、ホントに美しくてしかも強くて、しっかり堪能しました♪
彼は、横アングルの全身像がいいですね。程良く締まった腰からすらっと伸びる脚の長いラインがものすごく綺麗!
あぁ、通販限定の生産数50個っきりの、18Kメッキのあの指輪、結構惹かれてます…<マジでアラゴルンに手握ってもらうつもりかよ櫻井(爆)
そのドリームのために二万円って、かなりつらいからほぼ間違いなく買わないと思うけどさ。