「月の舟」:届けと祈りながら歌ってみたよ!

 いわゆるセルフ歌ってみたなんですけど、作編曲者さんにリアレンジしていただけて、むしろニコニコインディーズに近いものになってます。
 どうしても“今”歌っておきたかった曲です。
 
 原曲はボカロ互助会「月の舟」
 私は原曲の作詞担当でした。

 
 ちなみに原曲はこちらです。素晴らしい楽曲です。

 
 
---------- キリトリ ----------
 
 
 
 
 さてここからは蛇足…w
 
 「走る思いが霧笛を鳴らす ここにいるよ、ここにいるよ」
 
 震災から1ヶ月とちょっと、何かできないかなーとずっと考えてたんですが、そういえばこの歌があったじゃないかと思い当たり、作編曲者さんの協力もいただけ、セルフ歌ってみたをしてみました。
 被災地の皆様、心だけでも共にあると、思うことを許してくだされば望外の幸せです。
 
 
 「膝を抱えてる」少年と、「それを助けたくて心はやる」少女の歌として、当時書きました。
 それはそれとして、どんな立場を想定しても聴けるようにいろいろと注意を払いましたが、あらためてこれは今の私の気持ちだと思いました。
 僭越に聞こえたならどうもすみません。
 
 個人的には、
 「深すぎる闇のその先に 何も見えなくて怯えてるんだね」
 「眩しすぎる朝が怖くても いつもきみの味方だから」
 は、むしろ私たち自身に向けてのメッセージかもしれません。
 絶望したい人などどこにもいない、けれどより大きな絶望から逃れるために、手近な絶望に心を委ねてしまう人々。希望のような姿をしたものは皆安っぽく、嘘臭く見えてしまう。それでも朝は来る。世界がこれで終わってしまうわけはなく、日々は淡々と続いてゆく。
 そんな時に、性懲りも無く希望を掴もうと手を伸ばしてしまう愚かさが、やっぱり好きだなーと私は思います。
 
 ここまで読んでくださった方がいらっしゃったらありがとうございます。
 お互い、あきらめずに日々を生き抜きましょう!