当ブログおなじみ、風物詩を過去形で語るシリーズです。(開き直った)
2月18日は満月だったわけですが、この日はTwitterのオンライン小説界隈で「きさらぎ満月譚」という企画が立ち上がりました。
発端はこちら【風流@カザミドリさんのツイート】
で、これでも過去はモノ書きが一番の趣味だったので、書いてみました。前回に引き続き、ぼちぼちリハビリ中です。
ひょっとしたらこれってPG12とかの部類なのかしら?
『月明かりは鈴の音のごとく』
勢いで、140文字のちっちゃい物語も書いてみた。
「月が綺麗だよ」と打ったはいいものの、どうにも先が続かなくて、もう15分も携帯とにらめっこ状態。同じ街に住んでるのに、わざわざ伝えたくなっちゃうのはどうしてだろう。そうこうしてるうちに月が動いてて、あたしは窓枠から身を乗り出した。ああ、この月が鏡だったらなあ! #moonovel 11:50 PM Feb 18th TweetDeckから
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※発起人さんが参加作品をまとめてくださいました!→【満月企画『きさらぎ満月譚』 企画ログ】
他の方の物語もぜひぜひ。
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ところで、上の『月明かりは鈴の音のごとく』に出てる女の子を主人公にした歌を、夏ごろにリリースする気マンマンです。
相当すれっからしな歌になるはずです。綺麗なだけがみなとさんじゃないのよ…!(誰もそんなこと言ってませんよ?)
ベーシックな4ピースロックバンドの音に、和成分をちょこっとトッピングしたようなサウンドが作れればいいなあ。目指すはGO!GO!7188です。言うだけならタダ、言うだけならタダ(呪文)
歌詞はこれです。ていうか、こっちのほうが1年以上前にできてたんですけどねw
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「夜伽スパークル」
夜空に打ち上がる
花弁千切りましょ
焦げつく指先で
一夜の夢結びましょ
祭囃子を背に
人波駆け抜けて
真赤なりんご飴
頬張る逢瀬時
闇に閃く 一輪の花
醒めた心隠し
今宵 誰の胸へ
汗ばむ肌重ねれば とどのつまり同じで
障子に映る影法師 顔も声も名前も
すべて消える
果敢なく燃え尽きる
線香花火さえ
幾許のためらい
匂わせて散るのに
祭囃子の中
人波見下ろした
大きな肩車
あの男は消えた
闇に葬れ 一縷の望み
熱き身体寄せて
今や 誰の傍で
汗ばむ肌重ねれば 誰も彼も同じで
過ぎしあの日の影法師 顔も声も名前も
疾うに消した
あぁ、道ならぬ男は
今や 誰の傍で
汗ばむ肌重ねては 違う腕と思い知る
二度と戻らぬ肩車 顔も声も名前も
もはや
幾たび肌重ねれど 拭い去れぬ幻
胸に焦げつく影法師 顔も声も名前も
未だ消えず
夜空に打ち上がる
花弁千切りましょ
焦げつく指先で
一夜の夢を、また…