『夏の果て』(2010 Remix)公開しました!

 去年のちょうど今頃に公開した、甲子園のうたをリテイクしてみました~。
 人生初のボーカロイド調声、2度目の編曲&MIXという代物だったので、日が経つごとに心残り感がむくむくと強まってきてまして、今度の夏になったら絶対にリベンジしてやろうと心に決めてました。
 いうなれば、一人延長戦ですかねw

 とはいえ、今回は前回よりも多くの人に協力いただきました゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚
 前回ピアノ弾いてくれたznkくんに加え、としぼーさんにベースを弾いてもらい、文月ユラノさんに絵を描き下ろしてもらえました。
 常に自分以外の才能には恵まれておりますw

『夏の果て』
 作詞・作曲・編曲:櫻井水都
 ピアノ演奏:znk
 ベース演奏:としぼー
 イラスト:文月ユラノ

 上が鏡音レン、下が私の歌ですー。
 いや~そもそも私がレンを使い始めたのって、実はこの歌歌わせたかったからでして…だってホラ、高校野球→おお振り→三橋廉…………痛いっすか、痛いっすね。でもそれ褒め言葉ですから!!!
 でも自分で歌詞書いて曲作って歌うってのが基本スタンスなので、原点に立ち返って私の歌の方もニコニコ動画に同時公開しました。
 歌手としての人気の差は歴然としておりますwww

 以下、ちょっとしたライナーノーツをば。


 
 「駆け巡る背中のナンバー そう、きっと、あれは翼だ」と歌詞に書きました。
 この一節が浮かんだ時、手前味噌のようですが「これは一生付き合える歌ができるぞ」と思いました。

 抱いたそれが“夢”であっても“目標”であっても、望んでいる気持ちは同じ。負けるつもりで戦う選手はいない。けれど、まるで既定事項かのように敗れ去ってしまう。
 はかない翼を両手にかかえたまま、容赦なく明日は来る…
 球児に捧げる歌であるのは間違いないですが、半分は無名Pである自分の私情入りまくりの歌詞となっておりますw

 えー、1年も続けてれば、知名度は上がって再生数も少なくとも5倍ぐらいには膨れてくれるのかな、と漠然と思ってました。正直言って(;^_^A
 今その“1年”がやってきて、その気配は一向に見えないことに、なにも感じないといえばさすがに嘘になりますかねw
 そんな中でも、「私」という作り手を選んで聴いてくれる人、は、すこーしずつでも増えてくれてるようなので、やさぐれたりはいたしませんが。

 “夢”と“目標”の境界線は、目に見えないけれど、時にひどく冷徹なものです。
 2回戦ボーイたちにとっての「甲子園」が“夢”であるのと同じように、私にとっては例えばニコニコ10万再生は“夢”です。“目標”じゃない。そうなったらいいなぁとほわほわ思い描くばかりの夢物語。
 それでも、望んでいるのは本当です。負けるつもりで戦う選手なんて、ひとりもいないんです。

 なにも望まなければとても楽です。でもどんなに諦めたふりしたって、心のどこかで望んでしまう。だって、好きだから。
 身の程知らずな夢を口にするのはとても勇気が要ります。他の誰が言わなくたって、自分が一番わかってる。「そんなわけ無いだろ」って。
 けれど、自分で自分を閉じるのが一番悲しいことです。
 だから、いちいち期待していちいち打ちひしがれて、それでも懲りずにまた戦って、勝つことを夢見て、叶わなくて膝を折って、まだ諦められずに立ち上がるんですよね。

 ……って、前にもおんなじようなこと書いた気がする(笑)
 サーセン、こう見えても根暗なんです、ワタシwww

 
 この歌詞を書いたとき、まだ私は数字を競うような場にはほとんど自作を公開したことがなかったんです。
 敗れ去っていく球児の気持ちに思いを馳せて、一方で、これは幾千の人生の二回戦ボーイズたち(自分含むw)にも当てはまるかもしれない、と漠然と思いました。
 初公開から1年経って、あらためて身に迫って感じられる歌となりました。
 モノ作るって、M以外の何ものでもないですよねwww