口蹄疫

 Twitterに九州地方の友人がいるので、毎日悲痛な叫びを目にしてます。
 その一方で、発症が確認された4月20日以降、つい最近まであまりマスコミでは報道されず、全国にこの被害の深刻さが伝わらないまま、殺処分される牛や豚の数はとどまるところを知らず増え続けています。

 最近になってようやくニュースでもトップニュースに上がり始めましたが、「最初の発症から口蹄疫と認定されるまでに時間がかかった」と獣医に責任があるかのような報道や、会見にて「東国原宮崎県知事の取った対策に落ち度があるのではないか」という質問を投げかけるインタビュアーを目にします。
 はっきり言って、今そんなことはどうでもいいのです。
 犯人探しをしている場合ではありません。既に20万頭もの家畜が殺処分となっています。
 町の通りにはひと気がなく、そこら中の壁が消毒薬で真っ白になり、無残な状態です。
 現場ではバスタオルが不足しているとのことで、募集をかけたところ、せっかく多くのタオルが送られてきたものの、人手が不足していてそれらを仕分けるのも追いつかないそうです。

 遠く離れた私たちが今するべきなのは、責任を誰かに着せることではありません。
 まず、手塩にかけて育ててきた動物を殺さなければならない畜産農家の人々の叫びに耳をかたむけましょう。
 人には感染しないからといって、興味本位で現地に立ち入らないようにしましょう。
 今後とも、ニュースに関心を持ち、「誰々のせいでここまで被害が広がった」のような不毛なコメントは程々に流し、何をすれば一刻も早く収束するのかを考えましょう。

 ・口蹄疫被害に対する義援金を募集します
 ・「宮崎の畜産を守る」署名運動へのご協力について
 ・「宮崎の畜産を守る」署名運動へのご協力のお願い(電子署名)

 ・そのまんま日記(東国原知事のブログ)
 ・踊る!宮崎大捜査線(宮崎県関連のニュースブログ)
 ・東国原宮崎知事の一番弟子・早川信吾さんが知人から受け取ったメールより (mixiからの引用記事)
 ・農水省官僚のtwitterから、口蹄疫感染対策の事実関係を紹介する(esu-kei_text)

 私は昨日、義援金を送ってきました。わずかです。焼け石に水以下だと思います。でも、何もしなかったことを後で悔やみたくなかったので。
 これからも、動向に注目していきたいと思います。

 
 (責任がどこにあるかという話をもしするならば…4/20に口蹄疫感染が確認されたにもかかわらず外遊を取りやめなかった赤松大臣や、取りやめさせなかった現内閣にいささか問題があるように私には思えます。そのあたりについては、我慢できずに結局追記するかも/汗)