【振りサイト再録】手短かに第33回感想(こ、今度こそ…!)

ええと、他のなによりもまずコレ言っていいですか!

さ、栄口君っ! ずっと前から私もまったくおんなじ意見だったのよ~キャー超奇遇ねっ!!

……失礼いたしました;
いえ、これまで私がものすっごくネチネチとミハ考察してきた内容が、そんなに大きくズレてなかったんだぁと、ホッとした次第なのでありました。

マウンドが居場所って……マウンドだけが居場所って……(うるうる)
私も、実は高校時代の1年間だけ、クラスの中にものすごく居場所がなかったことがありましてね、これもやっぱいじめられたとかじゃなくて、ただ単に、うーん…何ていうのか、“同じ系統の人がいなかった”ってだけのハナシだったんですけどね。
ありゃあ、キツいね。1年間だけで充分だね、経験としては。
三橋、アレを3年間か……

キャッチボールの相手が決まるまでキンチョーするの、わかるよ! だって、だぁれも組んでくれないかもしれないんだもんね…。そんなことないんだって、ここは三星と違うんだって、いっくら頭でわかってても、まだ3ヶ月だもんね。感情は硬直しちゃうよね。
しかも、“それは自分が悪いんだ”って思ってるから、自分を哀れんでなぐさめるような発想も湧かなくて、全部自分の胸の中におさめてきたんだよねぇ。
どんな悪人だって、“自己弁護”っていう内心の自由だけは許されていいはずなのに。

三橋がマウンドにしがみついたから“透明人間”になったのか、“透明人間”になってしまったからマウンドにしがみついたのか、どっちがニワトリでどっちがタマゴなんでしょうね。
ただ、これは当然栄口君の視点では知り得ない事実なんだけど、三橋は小学校時代もひとりぼっちだったんですよね。友達ひとりもいなくて、なつかしい仲間と会うことも、電話で話すことすらもできなくなってしまって。
そんな中で、“マトに向かって投げる”ことだけが、三橋の唯一の生存証明だったんだとしたら…
中学に入って、ヒイキで与えられたマウンドに飛びついてしまったのは、避けがたい必然だったんでしょうね。

(あ……また今、ちょっとした妄想が頭をよぎった。三橋がコントロールいいのは、ひとりぼっちでマトに投げてたから、とか。当然、キャッチボールの相手がほしくて、でも手に入らないから、的に当たって跳ね返ってくる自分の球を、キャッチボールの相手に見立てて。まっすぐに、ど真ん中に、寸分狂わず投げれば、その球はまっすぐに自分の手元に戻ってくる。三橋は、だから、もともとは“まっすぐ”を投げるのが大好きで、マウンドでもそんな風に投げ続けて、でもまっすぐはパッカスカ打たれてしまって……みたいな! ←長いよ、そして暗いよ/汗)

しかし、栄口君の洞察力はすごいなぁ。
私なんかは、読者だから、要するに神の視点で物語全体を把握できるでしょう。でも、あの世界の中にいるキャラはそうじゃないよね。
しかも、「三橋! オレはお前の気持ちがこんなに理解できるぞ、どーだ!」とかってならないで、あくまで「全部オレの想像だけど」と冷静な距離を置いている、このバランス感覚。すばらしい。

阿部にさりげに容赦ないのもいいですね。高校生同士ってこんなかんじだよね、きっと(うろ覚え)
「セツメーするのメンドクサイ」って(笑)
そして、「“オレ 投げれるよ”だろ、どーせ! みたく阿部に言われてたろ?」なんて発言してるとこへちょうど現れる阿部、ナイスタイミング(笑)
阿部もホントに一生懸命なんだけど……毎度のことだけどから回ってるね…。目ェ閉じてどーすんのさ阿部っち。しっかり見て、聞いて、時には触れて、三橋のこと理解してあげたいって思ったんでしょー?
……ま、読者じゃなきゃ正直いらつくだろうなってのも、よくわかるんですけどね(;^_^A

余談ですが、阿部がここまで三橋に対していらつくのは、“投手だから”なんだろうと私は解釈してるんですけど。今度こそ投手とまともなコミュニケーションをとりたい、最高のバッテリーになりたい。なのにいつまでたってもうまく行かない。イライライライラ……!みたいな(苦笑)

栄口君にうながされて、つっかえながら話し出す三橋の様子を、向こうから花井が見てましたね。「なーにやってんだアイツら、あんなとこでいつまでも油売って!」と思ってたら三橋が何やら自分から口を開いたので、なにか大事な話が始まりそうだと判断して口を出さずにいたんでしょうかね。
んで、だいたいのトコ話が済んだっぽいところを見計らって、「なにやってんだ」と注意した、ってカンジ?(だってタイミングよすぎですよね)
う~ん。さすがキャプテン。

花井は今回かわいいなぁ!(いやいつもだけど)
前回のメモにちょろっと書いたけど、初めて花ちゃんで二次書こうと思った。田島が今まで当たり前のように背負って、そのうえで振り返って自分らに肩越しに親指立てたりなんかしてた、その光を、その深い淵を、今自分で目の当たりにして、あらためて“4番”の重みを思い知ったんだろうな。
中学時代も、同じポジションだった。だからこれは言っちゃえば“もとの持ち場に戻った”だけのことのはず。でも、今となっては、常に自分の進む道の途上に、かろやかに歩む田島の姿があるんですよね。

な、なにやらかすんだろう4番先輩……(どきどき)
クジ運弱い花ちゃん、ジャンケンも案の定弱い花ちゃん(愛)「テメー絶対後攻取ってこいよ!」の阿部田島泉トリオ、花井の脳内イメージが凶悪だ(笑)
つくづくここ一番に弱いのね…でも今回はどうかな!? ガンバレ!

あ、最後に書くのもなんですが、ハマちゃん微笑ましい…! ミニスカ想像して表情ゆるみまくりな、アナタのそんな正直さもステキです(笑)
うん、100点満点だったと、私も思うよ。ホントだよ!

以上、なんか書き漏らしたような気もしますがひとまずこのへんで。
(全然手短かじゃない…)