【肋骨】

悩みがないのが悩みです
そんなことを口にしたら憎まれてしまう
ああ、今 私の胸の骨がふたつ軋んだ
 
陰のある人に 憧れて
とってつけたような溜息ついてみても
あやうい人と言われたくて
勿体ぶって過去を切り売りしてみても
所詮まがいものなのだと 自分が一番知っている
 
傷ついた心を持つ人こそが 魔法を使えると
歌ってたのは 誰だっただろう
私が欲しいのは 物語を紡ぐ魔法
だとすれば、私の物語がつまらないのも道理かもね
 
二十四本の肋骨に抱かれて
この胸は、何を想う?
痩せた身体を夢見るのは
きっと 剥き出しの骨に焦がれるから
中途半端な胸の脂肪をどこまで削げば
私は鋭くなれるだろう
 
キシキシ キシキシ 骨が軋む
厚い厚い肉の下で 人知れず 今日も
 
 
 
……ひと月ぐらい前に突然降って湧いた詩なんだけど、行き場がなくてちょっと困っている。
櫻井水都文庫にアップするにはちょっとダークだし(あの空間は一応、エンターテイナー櫻井が提供してるつもり/笑)。
しばらくパソコンの肥やしにしてたんだけど、それも何だか便秘のようで辛いものがありましてねぇ。
そんなわけで、ひとまず寝言扱い。
これをトークのネタにしてみよう。長くなりそうだなぁ。頑張るぞ。
つーか、これを読んでくれる人がいらっしゃったら、すみません。頑張ってください(オイ)
 
(でも今時間がないので、ちょっとの間うっちゃっとく~。
明日は館山旅行なのです。)