シェアワールドドラマ『紅の楼閣』

 某お絵かき掲示板からみるみるうちに宮廷愛憎劇のシェアワールド計画が進んでいる!(@O@)~
 ここに描かれてる有沢さんの王子王女の絵をネタに、まー設定が増える増える(笑)今のところ、王子が15人で王女が23人。名前考えるだけで一苦労(;^_^A で、おもに風船膨らましてるのは翡幸さん&ゆめのさんなカンジ。
 無駄に負けん気の強い(<負けん気なんかい/笑)櫻井も、さっそく話に乱入してみる。来週は職場の資格試験ですヨ、水都サン(爆)
 面白い。こーゆーの、めっちゃ面白いっ!(((o(^。^”)o)))
 
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 以下、櫻井の覚え書き、兼、シェアワールド関係者各位
 
 『紅の楼閣』(仮)櫻井妄想分
 
 
 まず、性格付けがどうも翡幸さんの想定してらっしゃるのと違うみたいですね(;^_^A
 ですが、一応、最初に櫻井的二人の王子の性格をまとめてみます。
 
 ●アルー:生まれながらに何もかもを持っているが故に、呑気。おぼっちゃま気質。頭はいいが、あくまで学者系であって政治家向きではない。死にものぐるいで何かを手に入れたことがないため、時折ものすごく淡泊。<たとえば、政治的権限とか。
 ●サライ:人徳のある兄が上にいて、下に王子が山ほどいるが故に隙のない性格が形成。負けん気が強いため努力家でもあり、だがその一方で、あまり野心を抱いてない「ふりをしている」。<勝負に出て、負けるのはみっともないから。
 
 その上で、この2人の感情の交錯はこんな感じで…↓
 サライはアルーを大切に思っていて、アルーの政道を整えてあげたい。
 一方で、アルーはサライこそが敏腕をふるって、僕はそれを補佐したいとか思っている。
 サライは人当たりが悪く、人望が薄いとは言え、アルー以上の才覚があるため、結局この2人の支持率は五分五分と言うことで。
 
 #この時点で、私の頭の中にあるシナリオソースは三つ。
 #「辺境警備」「東亰異聞」「ベルサイユのばら」です。うひゃあ、スミマセンっ(汗)
 
 ……アルーは文武両道に優れていて、おまけに性格も円満だけれど、実は「生みの母が市井の女」っていうのだったりして。結構脳天気な(笑)父王にすぐに引き取られて、分け隔て無く育てられているけど、反アルー派がいつしかその出生の秘密をかぎつける。
 アルーはその事実を知らないし、アルー派の親族でもそれを知ってるものは限られている。アルーはこの事実を、反アルー派(サライ派かも)ルートで知らされる。
 アルーは聖人君子めいた性格で、「そういうことであって、僕が王太子に相応しくないというならば、それで構わない。僕は臣籍に下って、サライの政道を一人の家臣として支えるよ」などと言う。
 (サライにはこれがちょっとピキッときます。アルーは本心から言ったんでしょうけど、そうだと解るからこそ、「当然のように手に入るはずだったものを、そんなに簡単に手放すのか。妬ましい」と…; サライ、アルーを無心に慕っていたとは、私にはどうしても思えず。アルーの公明正大さと、自分のほの暗さを、引き比べて悶々としてそう…)
 でも、実際のところは、彼が庶出の子だと言うことになれば、いかに父王の後ろ盾があっても宮廷に残るのはちょっと難しいですね。その辺りのドロドロしたところには、あんまり頭が働かないタイプの「研究者肌」。世間知らずなんですね。
 
 知らせたのは、実はビューシア。サライの母方の親戚一家にうまいこと養女として転がり込みましたが、彼女は実は、アルーの生みの母の娘。自分の母をはらませて捨て、男児だけ引き取って行ったこの国の王を「悪魔のような男」と思っている。
 ビューシアは自分の素性は巧みに隠し、サライの婚約者としておさまりながら、アルーに近づき「一度でいいからお会いしたいと、ずっと思っておりましたの……お兄さま」などと言う。朴訥なアルーは、ころりとほだされてしまう。そして、頼まれるままに、彼女を自分の妹として公認するという誓約書(ですが、事実上は「彼女をアルー派の親戚に迎え入れる」という内容の書面)にサインしてしまうのです。
 ビューシア、アルーに対しては「これでサライが王になれば、わたくしは王妃。お兄さまは王妃の兄として、正々堂々とサライの政権の手助けができるわ」と言い、納得させます。
 
 翻って、サライはと言えば、「権力の中枢近くにいる人間が、ここまで無欲でいられるものなのか。生まれた時から今に至るまで、当然のように持っていた権利を横合いからけちつけられて、もぎ取られそうになって、少しは悔しくないのか。よりによってどうしてそれを、俺にくれてやろうとなんかするんだ。いまいましい、これはひょっとして兄者の売名行為じゃなかろうか」ぐらいまでは疑惑が発展してしまっています。
 しかし、まず問いただすべきはビューシアのほう。「お前、兄者をたぶらかしてどうするつもりだ」
 すると、ビューシアはうっすらと笑って、「あなた、悔しくないの? これでアルーの王位はほとんど確定するのよ?」
 どういうことだ、とサライは問う。ビューシアは毒々しい笑みを浮かべて語りはじめる…
 
 ──以下、親世代の経緯です(笑)
 事は、現在の国王の王子時代から始まります。
 
 現国王(仮に名前をナディルとします)は、若い頃に何らかのきっかけで庶民の女と恋に落ちる。当然、禁じられた恋。こっそり会う日々が続くが、いつしか女は子をはらんでしまう。責任を取ろうとしたナディルだが、立太子もしておらず実権がないため、諦めるより他はないように思われた。母一人子一人の状態でほっぽり出すのはとても心苦しい。
 そこで動いたのが、ナディル派の神官。神官は女と連絡をつけることに成功し、ほどなくして女は神殿の門前に自らの産んだ子を置いていく。
 これが私の子か、と喜ぶナディルだが、愛した女が救われないことに、やはり心は沈む。神官は説き伏せる──「よろしいですか殿下、この子供は、神殿に授けられた子です。母親はわかりません。神が与えたもうた命を、誰かが屋根もないところに置き去りにした。こういう子供を救うことこそが、神の教えというものではありませんか」……
 つまり、神官は、あなたの子供として育てよと言うわけだった。ナディル王子は定まった誰かと婚姻していなかったが、ナディル派のどこか信頼できる一族にこの子を託し、自分は父(代わり<実際、本当の父なのだけど)としてこの子供の成長を見守ることにする。この子供はアルーと名付けられた。
 神官の働きも功を奏したか、ナディル王子の人望は高まり、もともと才覚がないわけではない彼、次代国王の座を争うレースに参加できるほどの地位についた。
 
 この時以来、ナディルは権力を渇望するようになる。自分に「今この時」権力があったなら、愛する女を完全に守ることができたのに、と。
 また、この時以来彼は誰ひとり定まった妃を設けない。「最初の彼女が妃となりえないなら、他の誰が妃となっても意味がないから」。
 果たして、ナディルは、王座決定戦を勝ち抜いて国王の座に着きます。
 
 ナディルと恋に落ちた市井の女は、そののち、市井の男と結婚し、女児を産みます。子供の名はビューシア。
 ある日、ビューシアは母親が大事そうに持っている「王家の証である、ものすごい大切な何物か」(<これ、具体的になんであるかまだ決めてま せん;)を見つけてしまう。尋ねるビューシアに、母は「もう昔のことだよ」と言いながらぽつぽつ語り出す。
 ビューシアの暴走はここから。
 何らかの女性的手管(笑)を使って、王宮の貴族に取り入り、まんまとサライの遠縁の親戚筋の家に養女としておさまってしまう。
 ビューシアの言い分はただひとつ。「何故アルーだけがいい目を見るんだ。あいつが寒さも明日のパンも憂えずぬくぬくと過ごせるのなら、あたしたちにも同じ権利があるはずじゃないか」。
 
 ──以上のことをビューシアはサライに語り、今までかぶっていた化けの皮をここで一気にはがします。
 「いい? あたしは王家の証を持っているのよ。あんたたちでさえ持っていない、あれ、をね。あたしこそが正当なナディル王の裔。アルーがあたしを妹として迎え入れるっていうことは……アルーが何を考えているか、あなたにだってわかるでしょ」
 はなから望んでもいないはずだった王座への欲が、サライの中にむくむくと沸き上がる。
 否、本当は、その欲は最初から彼の中にあって、ただ彼がそれを認めまいとしていただけなのかもしれなかったが…ビューシアが自分の婚約者でだけあってくれるなら、その「決定的な王家の証」は自分のものだったのだ! それを、アルーというやつは!
 アルーの「僕は身を退くよ」発言でやや疑惑を抱いていたサライ、これで完全に頭の中が煮えくりかえります。
 (本当は誤解で、アルーはそんな腹黒いことを考えられるタイプではないのですが、サライの頭の中から今それは消し飛んでいます)
 
 そして──起こしたのが、毒薬事件、と。
 サライのこの行動は計算のうち。サライの風評は地に墜ちます。それによってアルーが死んでくれれば、王座を巡る争いの最有力候補が二人とも消えて無くなることになるわけで、ビューシアにとってはおいしい話の筈だった。
 アルーが死んでくれなかったのが、彼女の誤算。
 この誤算が今後の展開にどう影響するか……
 
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 なんてカンジなんですが。長すぎますね(>_<;  使えそうなところを切り取ってって、使えない感じなら無視して構いません; 私が何らかの形で消化しますので(笑)<転んでもただでは起きない。    #しかし…この話だと、アルーとサライの性格付けがむしろ逆ですねぇ。  翡幸さんの設定と細々したところで食い違いがあるようだし…  ゆめのさんの「神のみしるし」案もいい感じだし…      ■共同運営お絵かき掲示板
 ■天空の城<翡幸さんち(の掲示板)
 あたりで、さらに詳しい話が聞けます。この日記読んだ方で、興味ある方、ぜひどうぞ(^_^)
 
 ■夢の湊<ゆめのさんち(のお絵かき掲示板)
 ここではアルーとサライの絵も見れたり♪