アジアの国の人だもの(『少林サッカー』レビューもどき)

 (考え直すところが多々あったので、この日の寝言、前半部分削除しました。申し訳ありませんm(_ _)m)
 
 心がサッカーに向いているうちにと、先日、噂の『少林サッカー』を見に行った。
 予告編でだいたいの内容は予想がついてたけど…すごいね。ぶっちゃけた話、「超メジャーなB級映画」だね(笑)
 
 思いっきり簡単に要約してしまうと、「もと一流サッカー選手で、今は足を痛めて精彩を失ってる中年オヤジが、自分のチームを結成し、少林寺拳法を取り入れて勝ち進んでゆく物語」なんだけど、全部通して観ても、だいたいこんなカンジです(笑)
 テーマらしきものを読みとろうとすれば、「夢を捨てるな」であったりするのかもしれないけど、そんなこと考えながら観るのははっきり言ってナンセンスです。これは、もう、笑うべし! な~んにも考えずに、ただもう、目の前に現れるムチャクチャな技の数々、すっとぼけた台詞のやりとりに身を任せてバカ笑いするのが一番妥当な見方でしょう。それだけで、チケット代1,800円のモトは取っておつりが来ます。
 だって、ボールが火を噴くんだよ? すさまじい勢いで飛んでいったボールが、その空気圧で地面をえぐるんだよ? 選手は宙に浮くし。それに、敵チームのキーパーときたら、自ゴールにシュートが入りそうになった時に何をしたかっていうと…(ネタバレ厳禁。以下略)
 これを観ちゃうと、もう、ワールドカップの試合は物足りないです(笑)
 
 『キャプ翼』世代にはオススメ。ブルース・リーのファンも。あと、武術・拳法に詳しい方には、思わず膝をぽんと叩いちゃうようなオチが待っている…らしいです。一緒に見に行ったタダッチ男爵いわく。
そうでなくとも、笑いたい人はぜひ行くべし! です。
 
 
 今、プレステ2ゲームの『ICO』がノベライズになったり、『バイオハザード』が映画になったりと、ゲームがらみのメディアミックスが盛んだけど、この『少林サッカー』がゲームになったらどうなんだろう。
 まんま『少林サッカー』じゃなくても、少林サッカーっぽいゲーム。
 ……こんなのどうだろう。
 
 「あなたはもと一流プレーヤーの、今はうだつの上がらないオヤジです。そこで一念発起、自分のサッカーチームを作って、強く育てていって、リーグ戦で優勝させてください。
 街に出れば、さまざまな拳法の使い手が見つかるはずです。彼らを捕まえて、説得して、選手を最低11人揃えましょう。揃えたら、特訓コマンドを押してください。(特訓は、ゲームシステムの方で勝手にやります。)
 特訓のあとは、いよいよ試合です。それぞれの選手は、それぞれ固有の技を持っています。素早いボタンさばきでうまく技を繰り出して、相手ゴールにシュートを決めて下さい。その際、ゴールキーパーのユニフォームが風圧でちぎれ飛ぼうが一向に構いません(笑)
 目指すは優勝杯。健闘を祈ります」
 
 これ、サッカーのゲームじゃないよね(^_^; シミュレーションゲーム+格闘ゲーム?
 どうでしょ? こんなゲーム、皆さん、やります?