櫻井水都な週末

 ──日にちを空けたオフレポほど書きづらいものはない(^_^;A
 でも、ひとまず、書いてみます。記憶が一部間違ってると思いますが、まぁそんな細かいこと気にしない気にしない♪<気にしろよ。
 …っつーか、櫻井今まで割と何度もオフ会というものに顔を出させてもらってて、人様のオフレポに楽しませていただいてて自分では一度も書いたことないっていうのは、ちょっと問題があると思ったのだった。マル。
 
 
 日取りにして、5月18日と19日。
 そちら(東京)に上陸しますんでよろしく~、と、北海道在住の香田朔也さんからメールが。
 以前の日記にもえらくあっさり書いたが、ワタシは今年の2月に有給もぎ取って、朔也さんに会いに北海道へ行こうツアーを組み立てて遂行した。うちのトップからリンク張って仮に公開してる『Mechanical Sanctuary ~〈方舟の塔〉の物語~』の企画をさらに進めるため、ですな(^_^)
 これ一回じゃ決まらない部分がのちに噴出してきたので、ぜひもう一回話し合いを! ということで、成立しました「煩悩は海を越える・方舟企画会議第2弾」!(このネーミングってどうよ)
 
 朔也さんが東京で自由になる日が、上に書いた18日と19日なので、せっかくだから2日間とも遊んでしまおうと思い、突発的に穂高あきらさんに声をかける。
 だってホラ、こないだ私が北海道に行った時、「香田さんによろしく伝えといて~」って言ってたから(^_^) 今回の朔也さん上陸について何にも告げずに会議だけやってオシマイにするのもなんだかなぁでしょ?
 19日は企画会議をやるから、あきらさん交えてのオフ会は18日に決定。カラオケで弾けるという方針も決まり、二週間ぐらい前からウハウハでした。
 
 
【第一日 朔也さん×あきらさん×櫻井】
 
 このお二人、私はどっちもお顔拝見したことがあるんだけど、彼女たち同士はオフではまったく初対面。ので、ワタシがランドマークにならなければならない。
 ──遅刻してるバヤイじゃないぞ、櫻井!(いくつかのオフレポに「少し遅れて櫻井さん登場」などと書かれている私…時間の使い方がなってないの、バレバレだな)
 というわけで、いさんで20分前に待ち合わせ場所に到着。場所は、Novelismオフ会ではお馴染みの、「JR新宿駅東口中央改札出てすぐあるタカノの横、エスカレーターを昇っていき、着いたら右の扉から外に出てほんのチョット歩いたところにあるスタバの前」。(笑)
 
 スタバでモカ何とかってコーヒー(カタカナ覚え悪くなったな、櫻井…)を買って、ちびちび飲みながら待っていると、横断歩道の向こうから朔也さん登場。
 ……そっちから来るとは何故か予想してなかった私(^_^; <確かに、ホテル予約してるわけだから、駅構内から来るってことはあんまり考えられないよ。
 お久しぶりですっていう挨拶もどんなものか(こう頻繁にメール交わしてると、何だか会ってる気がしてさぁ…)、と思わないでもなかったが、ひとまず挨拶だけは常識的に、「どうもご無沙汰です~」と櫻井。
 で、あとはのっけから、『方舟』設定関連を立ち話(^o^;A
 っていうか、櫻井、のっけからタメ口(爆)
 朔也さん、退いてなきゃいいんだけど……
 
 そうこうしてるうちに、あきらさんも登場。新宿エキスパート(笑)のあきらさんを交えて、ようやく実際的なハナシ、つまりケーキ食ってダベる場所の選定に移る。
 以前実施した「死せる指輪の会」オフ(早い話が、映画『ロード・オブ・ザ・リング』を見に行こう会)で良さそうだったけど混んでて入れなかった、チーズケーキの店も考えたけど、結局お馴染みのカフェコムサへ。
 そして、カフェコムサは今日も混んでいた…(^_^;
 しばらく並んで、ようやく席にありつくと、3人して真剣な眼差しでケーキ選びに取りかかる。
 私の食べたのは「カラメルバナーヌ」ってやつ…だっけか?<ホラ、カタカナがあやふや。なんでも、桂木忍さん絶賛の逸品だということだけど、噂に違わず旨かった(T^T)
 ケーキ以外に食べ物をということで頼んだ「水菜のサラダピザ」もメチャウマ。今度から定番メニューにしよう。そうしよう♪
 
 食いながら、ひとしきりインターネットなトークもしました。これ、もう、オフ会では恒例ですか(^_^; 掲示板の話とかリンクの話とかオンライン小説キャラの話とか(含・プチネガティブなトーク。ふふふ<何。)…こんな話、オフ友にはなかなかできたことじゃないから、オン友とのぶっちゃけトークタイムってやっぱり貴重(^o^)
 
 腹も満足して、勇んでカラオケボックスに入る我々3人。
 カラオケは私ら全員の合意だったはずなのに、何故か私に主導権が回ってしまってドキドキ(@o@)~ それでも、ひとまずのっけから「はじめてのチュウ」をかますあたりが我ながら難だとは思わないかい櫻井サン。もちろん原曲に忠実なヴォイスでかますのですよ~。これ、思った通りの声を出すには思いっきし変な口のカタチしなきゃいけないから、曲の途中で突然我に返るのが恐い(^_^;A
 朔也さんはとっても米良美一チックな「もののけ姫」を。すごいです、朔也サン。もしかして、合唱とかやってたことあります? 今度もまた聴きたいなぁ。よろしく~♪ そういえば、Coccoも歌ってらっしゃいましたね。篠原美也子ファンという時点で既に思ってたんだけど、朔也さんってさりげに歌の趣味、私とかぶってるかも?
 あきらさんはもはや恒例の、ラルクオンパレード。『かま饗』のテーマソングはほぼラルクの曲で固められてるらしいですねー。よくよく歌詞見てると、確かにラルクの曲って結構異世界チック。オンラインファンタジー作家にはツボかもしれない…。今度聞き込んでみようかな。
 
 そうそう、あきらさんは、うちの『虹待ち』のテーマソングとして、「ゆずれない願い」を一押ししてらした。喉つぶれかかってるのに、調子に乗って歌う櫻井。
 ──ハマりすぎた(>_<; 「♪飛べないハードルを 負けない気持ちで クリアしてきたけど   スタートライン立つたびに 怯えていた」  のくだり、自家中毒みたいでみっともないけど結構ぐっと来ましたワ(^o^;A やばいやばい。  他にも彼女は、朔也さんと私で企画してる『方舟』のテーマソングだと言って、これまたラルクのナンバーを披露してくださった♪ でも、タイトル忘れた(爆) あの物語、曲調はENYAとかZABADAKとかのイメージが近い(櫻井限定)んだけど、あのラルクの歌、歌詞は結構ハマってたかな。歴史の流れに翻弄され~みたいなくだりがあったのよ、確か。    カラオケでケーキ分のカロリーを消費した(それ、錯覚だから/爆)あとは、時間的にも夕食の時間。  Novelism常連組で、今年の初め頃、卯波カヲルさんを囲んで集まったんだけども、その時に行ったクールなバーに腰を落ち着ける。
 ここ・it’s more Cheers、やっぱりカクテルの名前が愉快っ! 以前行った時には「椿三十郎」とゆーのを頼んだ櫻井ですが、今回は何故か無かった。結構入れ替わってるのかな、メニュー?(ちょっと残念…「三十郎、今夜も旨いね、アンタって男《ひと》は」とかやろうと思ってたのに<やるなよ、朔也さんに退かれるぞ)
 三十郎に逃げられたので、この日はひとまず「シャア・アズナブル」を(笑)
 
 ひととおり食い物飲み物頼むと、またオンライン小説萌えトークに花が咲く~♪
 おもにあきらさんの『かま饗』話を(-_☆) いかに榊(主役青年)が引く手数多(笑)であるかとか、いかに正守(準主役青年)がサイテーであるか(オイ)とか、そりゃもういろいろと。私、あきらさんちには結構それなりにお邪魔してるにもかかわらず、『かま饗』を現在アップ分から見て三分の二ぐらいしか読んでない不届きものですが(>_<; それでも、正守がナチュラルにサイテー男でどうしようもなく破滅型であるってことは分かるぞ。  ──いいなぁ、アダルティな男性キャラ。うちには今んとこいなーい!    このあたりから、あきらさん一流のキャラ萌え炸裂。その矛先のひとつは、何とうちの連載難航中長編『虹待ちの空』に出てくるご老体・ヒスト先生へと向けられる(笑)この場であっという間に、作者すら知らなかった、ヒスト先生のかすかに痛い過ぎ去りし日々が明らかになる(^o^;  勿体なかったなぁ、あれ。実に私好みの設定だったのに、酒のせいかすっぱり忘れてしまった。メモしとくんだったぁ(コラ、お前は作者でしょうが)    萌え話はさらに続い…て欲しかったんだけど、私は翌日の企画会議に備えて、今日中に何としても帰宅しなければならないのだった(T_T)  だって、ホラ、企画会議用の資料その他もろもろ、全部家にあるから(笑)  後ろ髪引かれる思いで、新宿駅の改札をくぐり、櫻井のオフ会初日は幕を下ろすのだった──      【第二日 朔也さん×櫻井】    この日は、いそいそと午前中の11時から待ち合わせ♪  うーん、何かね、昨日もそうだったんだけどって言うか毎回そうなんだけど、オン友と会う時って何だかやけに化粧が念入り(^_^;A  ──っていうか、「オン友」って言葉(>_<; 「オフ友」の対義語的に使ってるんだけども、皆さん、ワタシ皆さんの「オン友」ですか~?(大汗)などといきなりへこへこする、小心者管理人。テヘ。<笑ってごまかすな。    ともあれ、今度は朔也さんとサシで企画会議である。待ち合わせは前日と同じく、「JR新宿駅東口中央改札出てすぐあるタカノの横、エスカレーターを昇っていき、着いたら右の扉から外に出てほんのチョット歩いたところにあるスタバの前」。  この日の櫻井の持ち物…今までぎょうさんやりとりしてきた『方舟』企画関係添付ファイルのログを突っ込んだフロッピー(Mac用改行コード)、同じもの(Win用改行コード)を突っ込んであるVAIOのノートパソコン、落書き用の紙、競作小説の舞台になる土地の白地図、櫻井妄想分の設定メモ。  ……お、重い(=_=;    ほどなくして朔也さんもやってきて、ダベリ場候補地(櫻井ピックアップ)を検討。って言うか、お互いMacユーザーの私たち、問答無用でココへ向かう。 「VIRGIN CAFE」(ヴァージンメガストア新宿店内)
 ここのすごいところは、何と言っても、70席の椅子席のうちの23席にPowerPC G3 500MHzを搭載したiBookが置いてあって自由にネットできることでしょう!(*o*)
 ──しっかり、パソコン席ゲットしましたさ♪
 ただし、パソの前に陣取れるのは一人(一組?)一時間っていうことなので、だいたい一時間経ったかな~という頃に別の席に移ったけど。移った席は、国道(かな?)が広々した窓の下に見下ろせて、日当たり良好視界抜群の好ポジション(^o^)
 そこで、私はえっちらおっちら持ってきたVAIOを立ち上げ、櫻井制作の白地図を配り、お互いにネタ帳を広げ、コーヒーをチュルチュルやりながらひとしきり設定会議。いや~、こないだの札幌会議でも思ったけど、人と一緒に考えるとみるみるうちに決まるね! 文殊の知恵が出るには一人足りないけど(笑)やっぱり、私だけでモンモンと考えているのでは絶対に浮かばないアイディアが次々出てくる~。
 
 どんなことが決まったか…それは、ヒミツ(-_☆)
 後日、『方舟』第一作「翼の客人」公開の日をお楽しみに。とは言え、少しだけ説明すると、砂漠の国と森の国の位置、こなさなければならない戦の回数と順序、戦略関係って言ったところですか。<これぐらいなら書いてもいいよね、朔也さん?
 結構大風呂敷な話だと思いマス。目指せ、ファンタジーロマンの道! 
 
 話しながら何気にハラ減ってたんだけども、企画が一区切りつくまではここ動けねぇ! 歩いてるうちに思考が道端にぽろぽろ落ちちまう!(>o<;(<そこまでトリアタマなんですか水都サン?)ということで喋り続け、気がつけば確か4時半頃。 「──何か食いましょうか?」と朔也さん。  ……やっぱり? 朔也さんもお腹減ってるよね。そうだよね(;_;)  何でもいいから手っ取り早くハラにモノ入れよう(夕メシに差し障らない程度に)ということで、見かけたロッテリアに問答無用で入る。あー、人心地。    ここで軽く食べたあと、夕食の店を物色。おいしそうなパスタ屋を見つけたので、何となく入ってみる。  ハンバーガー食ったばかりなのでチンタラ口に入れながら、主に朔也さんちの連載『藤井探偵事務所シリーズ』のキャラ話を。この話に出てくる、たいへんよく出来る事務所員の晃さんが、そろそろ、っつーかやっと結婚するらしいですね。次回作はこの辺りに触れるようで、今から楽しみ。ワタシ、この晃さん×加奈さんカップルの結婚が十年もの間実現しなかったいきさつってのを、ちょっとだけ教えてもらっちゃったい(^_☆)    他に、なぜか、樹里×双葉というオンナノコカップリングの可能性を検討していたりして(爆)  樹里ちゃんっていう子は、明るく真っ直ぐで充分魅力的なんだけど、どうにも、自分でそれよく理解してないようなフシがあるのよね。んで、双葉ちゃんはそんな樹里の内面は分からないけどとにかく理屈抜きで樹里のことが大好きなんです。ここまでは原作中でも出てくる事実。<だよね、朔也さん?  とすると、どっちかって言えば樹里は誘われる方? 双葉が熱心に言い募るの。でも攻めるのは樹里(オイ)。「どうしてあたしなの? 他の誰でもいいじゃない、って言うか、男の人がいないわけでもないじゃない。それなのになんであたしなの? あなた、あたしのどこを知ってるの!」つって、逃げつつ攻める樹里ちゃんの図が想像出来てしまった…(T_T) 櫻井、天誅(爆) 「あたしが好きなの? そんなに好きなの? こんなひどいことされても、それでも好きなの?」と叫んで、双葉を思いっきりおか……ゴホンゴホン。  さ、朔也さん、あんな健全で青春で爽やかなお話にこんな妄想しちゃってスンマセン(>_<;    私は次の日は仕事なので、夕飯が終わったらぼちぼち帰る方向で行かなければならない…(;_;)  とは言え、新宿駅のスタバの横で往生際悪くしゃべくっていたワタシタチ(笑)  『翼の客人』の主人公(男)が主人公(女)の髪にその辺りに生えてる小花を摘んで差してやる、なんてーなクサイシーンをどうしようか検討してたり(^o^;A そんなんで、あっという間に30分。ほんとにきりがなくなるので、名残惜しみつつ家路につくことにしました。  あー、企画会議がたった一日なんて、短いよう(>o<;        ……しかし、考えてみれば私この週末は結構希有な体験をしたんだなぁ。  だって、この二日間、私はひねもす、「水都さん」って呼ばれてたわけなんです。もちろん櫻井水都ってのは本名ではなく、私は普段は○○さんとか△子とか呼ばれてるですよ。どんなに私がネットにハマってるにしたって、どう考えても「○○さん」って呼ばれてる時間のほうが、「水都さん」って呼ばれる時間より長い。  ところが、この週末に限っては、ずっと「櫻井水都」で呼ばれてた。  私は二日間とも、千葉の某市からえっちらおっちら新宿へ向かう電車の中で、何か知らんがやたらめったらドキドキしてたんだけど、そうか、そうだったのね。  櫻井水都になるからってんで、緊張してたのねぇ。 (そうなのよ、私、緊張してたんですヨ、お二人とも! そうは見えなかっただろうけどさ…/苦笑)       追伸:  2日目の帰りの電車の中で、父、母、息子の3人家族とボックスで同席しました。  その家族、それぞれに自分の楽しみを追求してる風だったんだけど、その楽しみ方の内訳ってのが、息子=ゲームボーイ、母=ヒカルの碁、父=ハリーポッターとアズカバンの囚人。  ──なんか、いい家族じゃない、ちょっと?(そうかぁ?/笑)