『おやすみ』(リン歌唱ver.)投稿しました!&覚書

 今回は私的にはかなりの快挙なんです。
 なにが快挙かって、前作(『傘の下の永遠』)から3ヶ月弱で新作を出せたってことが、なんですけど……(笑)相変わらず作業の遅いことには定評があります、櫻井です。
 

 
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 そんなわけで改めまして、 『おやすみ』 という曲です。

 作詞・作曲・編曲・リン調声・一部の声:櫻井水都
 
 これが我が家のリンの初めてのソロ歌唱です。
 「最初から明確にレン目当てで鏡音リン・レンを買った」ってのはきっと少数派になるのかなあ、と思っていますが、そういうわけなので、レンのソロデビューより実に5年遅れてのデビューとなりましたw
 実はこれは厳密には「新曲」ではないんですよね。今年の春に出したアルバム『Naked voice, in the sky.』の6曲目に、私の歌唱による同じ曲が入ってるんですが、それのリンによるセルフカバーとなります。
 でも、まあ、「オリジナル曲」ってタグつけて間違いではないですよね?w
 
 この作品の内容自体について思うところなどは、未だにブログに上げてない『Naked voice~』のライナーノーツというやつでいい加減早いうちに書こうかなと思ってるので、(※2014/5/11追記:その後ライナーノーツ書きました! →こちらから)ここではそれ以外の部分のことを少し。
 まず曲に関しては、メロは昔からあったんですが、それをアレンジする際に実はエレクトロニカを目指したんですよねw ど、どうなんだろう。ちげーよ、という声があちこちから聞こえてきそうですwww
 思うに、エレクトロニカらしいメロディライン、てのがきっとあって、この曲がそうじゃなかったってことなんでしょうw
 歌詞については、愛とか恋とか好きとかLOVEとか一言も言わないベタ甘ラブソングを書けたので満足しています。こういう挑戦するの好きなのは、やっぱり篠原美也子さんの影響かなあw その昔、ニューイヤー駅伝のテーマソングとして作った曲で、「走る」って言葉を一度も入れなかった、そんな彼女を私は尊敬しています。
 一点、動画については少し心残りがあるんですよね。動画コメントにもありますが、歌詞が表示されてる時間が短いんです。出てくるのは歌詞の歌い出しと合ってますが、消えるのがずいぶん早いです。これ、こういう動きをするプリセットのエフェクトを使ったんですね。これがどうやら、消えるまでの静止時間の調整などができない仕様らしくて、そこを何とかするためにはちょっとした技が必要なんですが、それをやる時間がなくて、プリセットのまま行ってしまいました。
 セルフカバーなのでオケも最初からあったにもかかわらず、ひとえに、ボカロエディタを立ち上げる腰の重さが原因で、こんなところにしわ寄せが来てしまいました。どうもすみません。でも調声すごく頑張ったので、気合で聞き取ってくださいwwwww
 
 あと今回使わせていただいた絵についても少し。
 鏡音リン・レンを作っているクリプトン社が運営している、【ピアプロ】というコミュニティサイトがあります。大勢の人が歌詞や曲や絵を投稿しあってコラボを繰り広げているんですが、そこに投稿されていた一枚です。
 → 「(non title)」 http://piapro.jp/t/uslE
 最初、暗い部屋で膝を抱えているリンの絵がないかなと思って探していたんですが、見当たらなかったんですよね。私の個人的な感触なんですが、暗いレンの絵というのは結構あるんです。泣いてたり悩んでたり、病んでたりすることもありますw でも、リンってそういうの少ないんです。基本的に明るいんですよね。魔法属性で言えば光って感じでしょうか。
 そこで発想を変えて…というか、対象を大幅に広げてw、とにかく夜のイラストをひたすら探しました。その中で見つけたのがこの絵だったんですね。
 どこまでも淡い水彩で、椅子に腰掛ける少女と、その頭上に暗い窓。歌詞を書いた時に想定した情景と必ずしも一致はしないんですが、ものすごく勝手ながら、私が今この絵に出会ったのは運命だわ!と思いましたw こういうはかなさと切なさを湛えた絵を探していたので、とても嬉しかったです。ありがとうございます。
 他の絵もどれも趣がありますので、ぜひ上のリンクから辿ってご覧ください。
 
 
 最後に蛇足ですが、「『Naked voice, in the sky.』に入ってる私が歌ったバージョン」というのも紹介しておきますw
 よろしかったらこちらも聴いてみてね! フルコーラスお聴きいただけます。
 http://official.fm/tracks/WbW4