『Noisy Life』 EXTRA Disc

あとがき:というわけでEXODUSなんですが…


 今回この作品ページを全面改装するにあたり、出来心で本文を読み返してみましたところ、床を転げ回りたいほどの恥ずかしさに駆られてしまいまして、「……封印だ、封印! このまま闇に葬り去っても、おそらく誰も気づかねーだろ!」という衝動を抑え込むのに一苦労でした。
 思い返せば、この作品を書き上げたのはもう6年も前のことになるんですねぇ。その後、サイト立ち上げ当初、何かひとつぐらいまとまった長さの小説を載せる必要があったことから、大々的に改稿してアップし、それ以降たいして宣伝もせずに放置したまま今に至っております。
 一見淡泊ではありますが、当サイト【AQUAPOLIS】の歩みと軌跡をともにしてきた熱いヤツです。
 若書きの、赤面ものの作品ですが、それゆえに愛着もひとしおです。

 2004年7月17日。このたび【番外編競作第二弾 禁じられた言葉】という企画に作品を提出します。それが『ゼブラストライプの上で喘ぐ指先』というやつなのですが、この短編の本編がどう考えても『EXODUS』であるため、番外編競作ページづてでいらしたお客様にアピールできる作品ページを、と考え、今回の改装となったのでした。
 とはいえ、『EXODUS』自体がそもそも、『Noisy Lifeシリーズ』という一連の作品群のサイドストーリーにあたります。肝心の『Noisy Life』本編が何ひとつアップされていないという有様ですが、ちまちまと短編でつなぎつつ、いつか必ず本編をひっさげてまいりますのでお楽しみに(^_^) 気に入っている物語群なだけに、助走が長いのです、申し訳ありません。
 本編をお楽しみいただけたとして(って、気が早いですが;)、その後であらためて「もう一度読もうかな」と思わせる力、相沢雅貴という優秀だけど果てしなく不器用なひとりの青年の、人生のかけらを、この『EXODUS』は孕んでいるだろうか。
 読者さまにもしそう思っていただけるなら、作者冥利です。


 ちなみに、この下にあるのは、『EXODUS』初回アップ時のあとがきです。
 この文章もだいぶ若くて青いですが(;^o^A 記念碑だと思うことにしてこのまま載せておきます。



 ……こげなウザイ男の話をどうも皆様お疲れさまでした<(_ _)>
 コイツは私が大学時代に書き上げた、まとまった長さを持つ小説の中では初めての「完結させた作品」ということになります。
(ちなみに現在、卒業して3年が経とうとしてますが、仕上がってる作品は納得の行ってないのも含めこれの他はあと1作だけです。何やっとんじゃオノレェ!)
 だもんで、これは私の中ではかなりデカイ意味を持つ作品なのでした。

 これを仕上げた当時の私は、これを引っ提げて「コバルト・ノベル大賞からジュニア小説界へ颯爽とデビュー!(きらりん★)」の予定でした。……予定は未定にして決定にあらず。と言うか、選考委員の方々と意見が合わず、と言うかただ単に私の実力不足で(←これが一番正解)私の野望は水の泡と化しました(T_T)

 これをホームページにアップするに当たって、ごくごく一部の方はお分かりかと思いますがかなり重大な部分を削除/加筆修正しております。
 ノベル大賞の二次選考でハネられた作品を、いくら思い入れが強いとは言えそのまんま乗せるのはいくら何でも手抜きだろうと思ったもので。書いてから1,2年は客観的に評価できませんでしたが、最近ようやく落ち着いた目で見られるようになったんで、「今のオイラならこう書くぞ」というように書いてみました。
 書き終わった今、何故あの作品が落ちたか分かった気がします…(^_^;)
(でもなー。こうやって直し入れたものを送っても通るかどうかは謎だよなー…だからもう一度投稿するの、ちょいと恐かったりして)


 ──とは言え、私的には実は一番最初に書いたバージョン(つまり、落とされたやつ)も結構気に入ってたりするんです。
 もし興味をお持ちの方はご一報ください。お声が多かった場合、「もうひとつのEXODUS」としてアップしようかなーと思ってみたりみなかったり。
(どのぐらいのお声があれば「多い」ということになるのか基準はかなり行き当たりばったり…わはははは)
 とりあえず、ホントーーーーっっにネガティヴな話だということは、先に明記しておきます。 ウザさは今回お読みになったものの比ではありません。何じゃこのクソ男、滝に3年打たれて根性入れ直せぇや!!ぐらいは思うかも(これでも甘い?)それでもよろしければ、どうぞv



 そんでは、能書きもこの辺りでお終いに…

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