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『虹待ちの空』登場人物一覧
〜Characters of “A tale of Blessed-Infants”〜


〈青の魔法学院〉生徒教師〈青の公国〉関係者〈白の公国〉関係者

■リューズ・オークル顔絵
 15歳、女性。本作の主人公。
 〈青の公国〉の魔法学院に在籍し、寮生活を送る。楽しい学園生活だが、肝心の成績のほうは座学・実技ともにぱっとしない。しかし本人はさほど気に留めていない気配である。好奇心旺盛。
 髪は茶色で軽い癖毛、コシが強くて量は多め。瞳も茶色だが、光の加減で金色に見えることも。背は低め。太ってはいないが、全体的にぽっちゃりしている。丸顔である。

■アイル・ウルビーク顔絵
 15歳、女性。
 〈青の公国〉の魔法学院にてリューズの同級生で、寮室も同じ。リューズと違い、授業態度はまじめそのもの。気の優しい優等生である。
 髪は赤毛。太く硬い髪質のため、いつもきっちりとお下げにしている。瞳はハシバミ色。やや骨太な体型で、背はごく標準。鼻の頭に結構目立つソバカス。

■リリアノール・ライアン顔絵
 15歳、女性。愛称はリリアン。
 〈青の公国〉の魔法学院にてリューズの同級生で、寮室も同じ。成績も教師のおぼえもリューズと似たり寄ったりだが、犬猿の仲で毎日罵り合いが絶えない。お嬢様気質である。
 髪はゆるいウェーブの金髪。胸ほどまであり、結ばずにそのまま垂らしている。瞳は碧。色白で造作の整った美少女である。華奢な体躯で、背は高いほう。



■ヒスト顔絵
 60歳前後、男性。
 〈青の公国〉の魔法学院にて魔法史学を教える、厳格な老教師。教養豊かで学問一途だが、授業は眠いと生徒の間で悪評高い。
 白いものが半分ほど混じった黒い髪。瞳は濃い灰色。頬骨が目立ち、額と目元に深いしわがあり、目はくぼんでいて親しみにくい印象。長身痩躯で、どことなく枯れた風情。

■ベント二世
 50代、男性。
 〈青の公国〉の魔法学院長。先代院長が数年前に引退したため、その後を引き継いで今に至る。誰よりも早く出勤し、誰よりも遅く退出するともっぱらの噂。
 ごく淡い茶色の髪が肩ほどまで。どちらかと言えば猫毛。瞳は琥珀色。背は低め、体格は痩せぎすで頼りなさそうな風情。微笑むと一層気弱そうに見える。



■アメリア=ナイフィア
 14歳、女性。本作のキーキャラクター。
 〈青の公国〉大公女にして、〈神の嬰児〉の二つ名を持つ稀代の雨姫。朗らかな笑顔と屈託のない気性のため、宮廷内外で人気が高かったが……。
 髪は漆黒、胸まで伸びたストレート。瞳は抜けるような空の蒼で、赤みの強い唇とあわせて実際以上の美人に見える。色白で細身、背は標準程度。

■ゼルパール=イディツ
 40代半ば、男性。
 〈青の公国〉大公で、アメリアの父親。国力増強のためには手段を選ばない。一方、魔法偏重の政治体制を強く厭う。為政者としては独裁者的傾向が目立つと言ってよいだろう。

■ブライ
 30代後半、男性。
 〈青の公国〉近衛隊長。謹厳実直、常識感覚の砦で、大公に対してはあらゆる意味において忠誠を尽くしている。
 巌のような堂々とした体格を誇るが、眼光は第一印象に比べて穏やかで、思慮深げ。



■フレイザーン=セティオ顔絵
 15歳、男性。本作の第二主人公。愛称はフレティ。
 〈白の公国〉大公子。虚弱で左脚が不自由な一方、強い魔法の翼を持つ。読書を好むが、乳母子のアルトロークに連れられて外出するのも趣味のひとつ。自責の念が強く、やや気難しい。
 髪は亜麻色で、強めの天然パーマ。肩につくぐらいの長さである。瞳は琥珀色。青白い肌で、打たれれば折れそうな華奢な体格だが、目の光は強い意志を感じさせる。

■アルトローク・サーベイ顔絵
 19歳、男性。愛称はアル。
 〈白の公国〉近衛隊に属する兵士。彼の母親がフレイザーンの乳母であるため、幼い頃から兄弟のように過ごしてきた。口調はがらっぱちだが、フレティの心身を強く案じている。
 白に近い金髪を、すっきりと刈り込んでいる。瞳は明るい緑。長身で引き締まった体躯は、ほどよく日に灼けて快活な印象を与える。

■ラディアン=ウェレーデス
 40代後半、男性。
 〈白の公国〉大公。フレイザーンの父親。内政においては魔術師の名門を軽視し、外交政策は武断派、いざとなれば近隣への派兵も厭わない。
 年齢を感じさせない、引き締まった魁偉な体格。眼光は鋭く、情け容赦というものとおよそ縁遠い風情である。




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