記事No.4 へのコメントです。
とみ〜さん、こんちわー。>北欧神話をベースにしながら、こうもみごとに独自の物語が構築できるものなのか、と驚きました。
>神話の持つ雰囲気を崩さないままに、みごとにアレンジしてあるのが素敵です。
そうですよね。私実は、ファンタジー書きのくせに北欧神話をよく知らないという…(爆)そんな私でも、無理なく世界の設定に入って行けて、北欧神話の神々の名前や固有名詞に依存しないで、でも要所要所で使われてて極寒の異国の雰囲気を醸し出してくれます。
>織りなす物語もそうですけど、文体がまたいいんですよね〜!
>冬の寒々とした孤独感。
>何処か不安定な楽園、グラズヘイム。
>そして結末に至るまでの壮大な描写。
>それぞれが確固たるビジュアルとして脳裏に浮かび上がってきます。
ええもう、櫻井、この人の影響で「風景のさわれる」描写を目指すようになりましたもの♪ 道は険しいですけど(^ ^;
>>共通する文脈
>どういうんだろう?
>まだ他の作品を読んでないのでなんとも言えないです……。
他の作品をお読みになる前に、語っても差し支えないならここでいくらでも語らせていただきます、不肖櫻井!
ダメならおっしゃってくださいね〜。ちょっとぐらいならいいかななんて言われたら、きっと終いまで語りますから(爆)
>五代さんの他の作品もぜひ読んでみたいと思います(^^
そんなら、素直に次の作品の「機械じかけの神々」がお勧めですよ。
「はじまり〜」よりは、キャラクターが強くでてる小説ですが、基本的な色合いは五代さんそのもの。文体には磨きがかかってるし♪
実は「はじまり〜」でも、人間がとてもじっくり描かれていたのですよね。ゲルダの葛藤とか。あれぐらいの濃さで、主人公少年の苦しみが描かれます。その後に現れる救いはやっぱり絶妙v
魔法ではなくて、機械が織りなすファンタジーです。動いて喋って交流するアンドロイド。樹なつみさんの「OZ」が好きな私的にはとても萌え。