・・・鋼の祈り登場人物・・・



実は、これ考えてる時が一番楽しいかもしれない(苦笑)、
櫻井の愛する荒くれキャラたちです。
(櫻井、いつもそうなんです。世界観決まらなくてもキャラだけ動き出す…。
で、結局それじゃ形にならなくてお蔵入り…あうう)
(今度はそのパターンを踏まないようにしなきゃな!!)

↓↓↓名前をクリックすると説明に飛びます↓↓↓

コズン・ハーロン
ディシーア・マイルズ
サンディス・マイルズ
ルマンド・ミスト
ジンケスタ・ノディルック
イシュトレーナ・グレイダ・ライアネル
セファラジーク・フェイマ・ライアネル
ニール・アルハ
マリールミエ・ゲート
サイアム・ウィンドベル
ダルセニー・ハッド・ダイクロア
ソニア・ダイクロア
...and more.



コズン・ハーロン
(Age-20,Gender-M) [顔面ラフデッサン
 ドリス王国の辺境・マイヤ町出身の勤労青年。
 科学者を夢見て、家出同然で首都メーヴェルに上京、苦学していたが2年ほど前に手持ち資金が底を尽き退学を決意せざるを得なくなる。以後は労働に専念することとなるが、この度勤め先のアルハ通信機器が倒産に追い込まれ、路頭に迷う身となった。ちょうどその日に、実家の母から、出稼ぎ先から父が昏睡状態で送還されてきたとの知らせを受ける。話の成り行き上、何故か母に嫁を紹介しなければならなくなってしまうのだが、そんなものはいるはずもなく…。

 文系か理系かと言われれば理系で、文化系か体育会系かと言われれば体育会系。良くも悪くも単純・一本気。細かいことに神経が回らないきらいはあるが、気さくで分け隔てのない性格もまた見逃すことはできなかろう。走る前に考えるというよりは、走りながら考えるタイプである。
 生来知りたがりの彼が、情報通信技術の畑に首を突っ込むようになったのは半ば必然と言えるかも。彼の好奇心を満たしてくれるメディアが、マイヤには存在しなかったことから、是が非でも上京を望んだものと思われる。


ディシーア・マイルズ
(Age-20,Gender-F) [顔面ラフデッサン
 ドリス王国、マイヤの神父の娘。コズンとは幼なじみである。
 特に父親の影響を色濃く受けた、神父の娘然とした生真面目な性格。現在は教会や家の畑の仕事を手伝う日々。「地方の復興を促進するためにも教会に助成金を」と中央に訴え、その度に冷たくあしらわれている祖父や父の姿を見て心を痛める。何か力になれればと思いつつ、手口は見出せないでいるが…。

 妹の存在を無視して彼女は語れない。5歳年下の、やや情緒不安定の傾向がある妹を守ることを、人生の義務として自分に課している。姉としての彼女はしっかり者だが、やや四角四面 に過ぎるかも。
 彼女の腕っぷしの強さは町でも有名だが、それはひとえに妹に対する保護欲の成せる業であろう。 子供の頃に、妹をからかって泣かせていたのは主に男子であったため、男性一般 に対する対抗意識はかなりのもの。顔立ちは整っていると言って差し支えないにもかかわらず、その方面 の話に全く縁がないのは、固すぎるガードのせいと思われる。


サンディス・マイルズ
(Age-15,Gender-F)
 マイヤの神父の末娘で、ディシーアの妹。
 幼い頃は情緒不安定の傾向が目立ち、言葉も遅かったためいつもディシーアの背にかばわれていた。そのためか、つねに自己主張をせず、誰かの後ろについて歩くタイプの性格が形成される。日頃は何かとかばわれる役回りだが、心の中では姉ディシーアと同じく、父たちの力になれればと思っている。ディシーアと共に家の仕事を手伝う日々だが、そんな彼女の日常はある日を境に大きく方向を変えていく…。

 人見知りの激しさは幼少の頃から現在に至るまで健在である。知らない人とは(少なくとも自分からは)全く話せないし、知らない場所に行けばほぼ確実に迷子になるなど、1人で行動するのにあまり適していないように見受けられる。別 段精神の発達が遅れているわけではないのだが、極度の内気。
 最近の彼女は徐々に自立傾向が見られ、姉の影響から脱却しようとしている様子である。彼女なりに、幼い頃から自分の面 倒を見てくれる姉に対しては感謝しているので、自立心をどう表現すべきかが悩みどころ。


ルマンド・ミスト
(Age-24,Gender-M)
 主にブラーダネスタを活動拠点とする、現在ブレイク中のロックンローラー。
 新人とは到底思えないマイペースな活動ぶりである。コズンたちと出会った時点ではオフ中らしく、「一音楽家として自分の見識を広めたい」などと言って、半ば無理やり2人にまとわりつく。 だが、彼が2人に密着するのは、どうやら言葉どおりの理由ばかりではないようで…。

 いかにもロックンローラーですと言った風情の派手なファッション。何故か常にギターを背負っている。 人を食ったような物言いをするが、時折真剣になると理詰めで相手を黙らせ、きちんとした教育を受けたのだろうことを窺わせる。
 ちなみに、最近のサンディスは彼のファン。サンディスが親しくしている少年の影響と思われる。


ジンケスタ・ノディルック
(Age-20,Gender-M)
 ドリス国・メーヴェル大学の院生。コズンが在学中は、彼らは同級生だった。
 研究室はブルース・バックス(仮名)研で、そのバックス助教授が最近音叉鋼の研究に力を入れていることから、彼もそれを手伝っている。ジンケスタ自身は本当のところ、別 の研究をしたいようである。本意でない研究室に自ら入門を志願した、その心は如何に…?

 コズンと彼は親友と言ってよいだろうが、最近は連絡が途絶えている。コズンから見れば、資金を思い煩うことなく院まで進んで勉強できるジンケスタは羨ましく、ジンケスタから見ればコズンの(良くも悪くも)野太い性格に憧れめいたものを抱いている。


イシュトレーナ・グレイダ・ライアネル
(Age-18,Gender-F) [顔面ラフデッサン
 ドリス国屈指の大企業・ライアネルカンパニーの会長令嬢。
 会社内部の権力闘争にしたたか巻き込まれ、あまつさえ、会長の座を奪おうとしているとの疑いをかけられたかどで、ついに家出を決行する。決行中、明け方のゴロツキにからまれて逃げているうちに、助けを求めて飛び込んだのがコズンの勤めるアルハ通 信機器の作業場で…。

 お嬢様然としたお稽古事よりはむしろ、経営学や護身術の取得に熱を入れているが、それはひとえに、若くして大企業の会長という座の重圧に耐えている兄を助けたい一心であろう。父、母とともに死別 している彼女にとって、家族は兄のみであるため、兄の荷物にならないようにしようとの思いを強く抱いている。
 潜在的に、家族の情愛というものに飢えている。


セファラジーク・フェイマ・ライアネル
(Age-25,Gender-M) [顔面ラフデッサン
 ライアネルカンパニーの若き会長でイシュトレーナの兄。
 5年ほど前に父エルモンドが死去したことにより、後を継ぐ形で会長に就任し、今に至る。外に対しては音叉鋼開発競争、内に対しては権力闘争への牽制と仕事は尽きない。私事も投げ打って仕事に打ち込むさなかに、妹に家出されてしまいさらに悩みどころが増えてしまう。それを探しに行くために休暇を願い出るメイドのマリールミエを複雑な面 持ちで見送るが…。

 イシュトレーナと違い、彼は母カリーシャが他界した時には物心付いていた。その彼から見れば、母は「父以外の男性と密通 して外出の多い母親失格の女性」としか映っておらず、このことが多少、彼の女性観に影響を与えているかもしれない。
 仕事のためには私生活も犠牲にする。そのことが妹を心配させていると知っているのかいないのかは定かでない。経営者としてはモラリストの部類に入り、年配の重役の中では彼を煙たがるものも少なくない。


マリールミエ・ゲート
(Age-26,Gender-F)
 ライアネル家の屋敷に住み込みで働くメイド。
 両親をライアネルカンパニーのせいで失ったという過去を持ち、そのためイシュトレーナが失踪した際に、彼女に嫌疑がかかる。無実を証明するべく、休暇を願い出て独り捜索を始めるのだが、この時彼女の心には、身の潔白を訴えたいという願望以外の重苦しい感情が影を落としている…。

 彼女の両親が他界した時、彼女は11,2歳であったため、それなりに物事は理解できる年頃と言える。原因がライアネルカンパニーにあるらしいと知った時、復讐を強く誓っている。 メイドとして屋敷に入ったのも、復讐計画の一端の筈であったし、現在もそのつもりだと自分に言い聞かせてはいるのだが、具体的な手段に出ることを押し止めている自分の心のある部分に戸惑いを抱き始めている。
 一途というべきか、ひとつのことをひたすらに思い詰める質。それだからこそ、10年以上も経った今まだ初志を貫徹していない自分を許せずにいるのかもしれない。


ニール・アルハ
(Age-30,Gender-M)
 コズンの勤め先であったアルハ通信機器の代表取締役。
 大きな組織の下に納まることを嫌い、あくまで個人経営のままで業界進出を狙う、ベンチャー魂の権化である。超大型コンツェルン系列の台頭が目立つ昨今、シェアを根こそぎ他社に奪われ倒産を余儀なくされた。優秀な技術者まで引き抜かれ打撃を被るが、あきらめずに再起を狙う。

 彼の会社が武器にしていたのは、音叉鋼の次世代型活用法である。従来の通 信に使用していた電波の中に、音叉鋼の音波を織り交ぜて飛ばす技術を、大衆レベルで手軽に用いることができるようになる可能性を秘めていた。それを世に問う時には、是非「アルハ通信機器」の名義で、と考えていて、それを欲しがる他社から、買収話も出ていた。
 起業家としての欲と、従業員に対する責任とを秤にかけて、彼は前者を選んだということになる。リーダーシップはあるが、経営者には向いていない性格と言えるかも。


サイアム・ウィンドベル
(Age-43,Gender-M)
 ランバート国、ランバート中央学院の教授。
 近年までは助教授だったが昇格し、教授となった。学者としては出世の早いほうだろう。出身大学もランバート中央学院で、在学中は純粋な機械工学を専攻していたが、後に音叉鋼を用いた情報通信システムという分野に転向し、今に至る。徒党を組まない性格のためか、学会の中では味方も多いが敵も多い。彼を敵視する者からは、「異例の昇格はランバート政府との密約の上に勝ち得たものであるらしい」との陰口も出ているのだが、真偽のほどは如何に?

 出席を取らず、居眠りも咎めず、教科書を定めない。一見楽な教師のようだが、単位 の善し悪しは期末のレポートでほぼ決まり、平常点を加味しない評価法はひたすらタイトである。その割に学生には比較的慕われていると言ってよいかも。
 未婚である。公私共に研究の日々であるため仕方がないのだろう。彼には学生時代、仲の良い3人の仲間がいたが、そのうち1人はドリスのメーヴェル大学で助教授を務めており、残る2人は学者としての活躍はない。彼が仲間内で一番の出世頭と言ってよいのだろうが…。
 ちなみに、生まれ育ちはブラーダネスタ国である。


ダルセニー・ハッド・ダイクロア
(Age-25,Gender-M) [顔面ラフデッサン
 ブラーダネスタ〜ドリスの港町を縄張とするマフィア、ダイクロア一家の一粒種。
 ダイクロア一家の頭領の座を手にすることと、揃って命を落とした両親の仇を討つことを悲願としている。彼の両親は、彼が10歳の頃、ブラーダネスタ随一の大企業ギスカーナ社と癒着して力を得たクラック一家との抗争に敗れ他界。それ以来祖母ソニアに厳しく養育される。是非とも自分が頭領となり、若い衆を引き連れて自らの手でクラック一家の息の根を止めようと考えているのだが、頭領への道は思いのほか遠く…。

 「ハッド」は自分で付けたミドルネーム。「一番星」とでも言ったような意味である。両親を一度に失い、夕暮れの空を見上げて泣くしかできなかった彼の決意表明であろう。腕っぷしは強いがお坊ちゃまであった少年は、以後祖母のスパルタとも言える教育に歯向かいながらも甘んじることになる。
 祖母が親として、人生の師匠として彼の心に大きな位置を占めている。敬老精神の権化という一面が垣間見えるのはそのためか。


ソニア・ダイクロア
(Age-about 90,Gender-F)
 高齢の女性であるにもかかわらず、ダイクロア一家の現役の頭領であり姉御。息子夫婦を早くに失い、孫は幼く、その時点で既に夫とも死に別れていたため、頭領と姉御の立場がいっぺんに彼女に覆い被さることとなる。
 泣きじゃくっていたダルセニー少年にハッパをかけ、次期頭領として鍛え上げてきた。少年は充分に育ち、自分もまた、体力的に無理を感じてはいるのだが、なかなかダルセニーに頭領の座を譲ろうとしない。


 …他にもいろいろいますが、それはもう少々お待ち下さい(^-^)


Back to 鋼の祈りTOP

Copyright (C) 2000- AQUAPOLIS. All rights reserved.