『虹待ち』3人娘シリーズ第二弾、夜霧の森に差し込む月明かりの下のアイルをいただきました。 タダッチ男爵、ありがとうございますm(_ _)m ワタシ、絵に描こうとして一番難しいのは「空気」であると信じております。 風、光、におい、そして霧。こういう、実体のない、でも確実にその場所の雰囲気を決定してくれてしまうモノを、紙の上に描くのはホントに難儀です。紙の上に置いた時点で、それは「実体」を持ってしまうから。 今回のただっちの作品は、この難物のひとつ“霧”に果敢に挑戦した意欲作で、そんでもって、見事勝利を収めた作品だとワタシは見ております(-_☆) 濃く立ちこめた霧を突き抜けて差し込む月の光が、幻想的で美しいです〜(T_T) 青い霧、白い月光、その後ろに長く曳く影。紙の上に描かれた絵なのに、どうしてどうして、奥行きが感じられます。うっかり迷い込んでしまえば、いつの間にか異界につながっていそうな森です。 この深みを出すために、何枚も何枚もレイヤーを重ねたのだとか。そんでもって、重ねすぎてメモリが足りなくなり、慌てて買い足したという逸話もアリ(笑) アイルが差し出した手のひらに向かって落ちてくる謎の物体は、何なのでしょうか。やっぱり星!? 空の星が降ってきても何もおかしくないような、神秘的な空間が目の前に広がっております。ワンダホー。 やっぱり「ファンタジー」といったらば、こういうにおいを醸し出したいと思っている、モノカキ櫻井@発展途上中、なのでした。 |